Bugis ゲーセン案内

新年、明けましておめでとうございます(← 年始の挨拶)。

海外居住ブロガーとしての目覚めを得たため、これからは"外から見た日本"をテーマに、日本社会の抱える構造的な欠陥について、一庶民の目線から厳しい声を挙げていきたいと思います。さしずめ、社畜ども、悲しみの愛を見せろ、といったところでしょうか。違うかもしれませんが……(違いません)。

今日はBugisのゲーセンを紹介します。シンガポール全域のゲーセンを巡っているわけではないため、Bugis周辺のゲーセンしか紹介できないのは残念ですが、現在、Super Street Fighter IV Arcade Edition(以下 スパIV AE)を導入しているのはBugis周辺のゲーセンのみだと思いますので、実質的には問題ないはずです。

なお、シンガポールでのスパIV稼働情報については、シンガポールの格ゲーコミュニティ、ROUND1.SGSuper Street Fighter IV: Arcade Edition- Machine Locationsというスレッドが参考になります。2011/01/10現在で、二つのゲーセンが紹介されていますが、その二つが今日紹介するゲーセンです。

Bugisについて

職場がBugisに近いこともあり、Bugisは一番よく訪れる街です。Bugis一帯は、シンガポール秋葉原こと、Simlim squareがあったり*1、今日紹介させていただくように、大きなゲーセンがあったりと、安心して暮らせる環境が整った街です。あと、食品も普通に売ってるし、ホーカーが沢山あるので餓死する事はないと思いますし……。100年くらい前は日本人街? だったという話も見かけましたが、そういう感じは全くしません。

Arcadia @ iluma

Arcadiaはilumaという大きなショッピングセンターの五階にあります。ilumaは2009年に開業したショッピングセンターで、不思議な外観をしています。
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正面から。
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外壁が鱗状のもので覆われており、見ようによっては若干気持ち悪いです。シンガポール地震がほとんどないせいか、百何十メートルかあるビルを三棟並べた上へ、水平にスライスしたバナナ様の物体を置き、その上面にプールを設置する、など、僕の感覚からすると無理のある構造を持ったビルが多く存在します。ilumaがこのような見た目であることは、地震となんの関係もないと思いますが……。いずれは、そのような巨大建築を巡ってみるような活動も行いたいです。巨大建築愛好会、というのはどうでしょうか。

中へ入ると、六階まで吹き抜けになっており、四階まで直通のエスカレーターがあるのでこれに乗ります。シンガポールでは、エスカレーターが故障しているのをしばしば見かけるのですが、このエスカレーターも一度故障していたことがあります。故障していたら、エスカレーターを歩いて四階まで行くか、別に存在する一階ずつのエスカレーターを使うか、エレベーターを使ってください。

四階まで直通のエスカレーター。
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長さが伝わりにくい気がしたので、カメラを回転させて撮ってみました。
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登り切った状態です。
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シンガポールエスカレータは進みが速い、とよく聞きますが、僕が鈍感なのか、MRT(地下鉄)のエスカレーター以外はさほど速いと感じません。

今回は素通りしましたが、ilumaの三階にはOtaku Shop、Comic Connectionなどが入っているので、オタクの方には三階がおすすめです。また、一階にはAdidasNikeの服を売っている店舗が入っているので、同様の理屈により、アスリートの方におすすめです。

さて、四階はレストラン街なので食いしん坊におすすめです。和民やSubwayなども入っています。Subwayは日本語でも発注が困難なことで有名ですが、こちらの店員は何を要求しているのかサッパリわからなかったため、前の人の注文を正確に繰り返すことで乗り切りました。しかし、なぜか僕のサンドイッチは結果として前の人のものとは違うものになりました。

四階から五階へエスカレーターで上がると、このような景色になります。シンガポールは土地がないのか余ってるのか良く解らんというか、豪快なスペースの使い方をする建物が多い気がする。
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画面右下が長いエスカレータです。

エスカレーター上がって左手が映画館で、ここではTron Legacyを見ました。鑑賞後に同行者とストーリーの確認を行ったところ、違う映画を見ていたのかと思うほど両者がストーリーを把握出来ていなかったので、面白かったです。
# (ネタバレ注意)そもそも、赤いラインの入ったボディスーツを着ているラスボスらしき白人男性が、父親のクローンなのか、父親の会社を乗っ取った男なのか、というストーリーの根幹に関わる部分で対立が発生しました。これには、白人男性の顔を識別する能力の低さも影響しています。ほとんど区別できない

映画館の反対側が目当てのゲーセンです。Tornadeという会社が経営しているのですが、ilumaには何店舗か同系列の店舗が入っており、六階にもまた別のゲーセンや、PCゲームセンターがあります。
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明るい雰囲気です。

シンガポールでは音ゲーが人気なようで、たくさん入荷されてるし、人も良く付いています。来週には、太鼓の達人の大会が開かれるらしく、張りで告知してあります。
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DDRはあまり詳しくないのですが、多分最新のが入ってます。右手側がストIVスパIVが入荷してしばらく経ちますが、ストIVをやり続けてる人も結構いる。左手奥がスパIV AE。
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ここは、スパIVの入荷が一番早かったのもあり、新年早々には大会を開いてストリーミングも行っていました。その時の映像がこちら。どうも、TKAにもスパIV AEが入荷した現在では、格ゲーファンはTKAに集っているようで、あまり人がいません。僕は職場の昼休みに通っているのですが、四台あるうちに二台に人がいるかどうか、という程度です。今日は雨だったせいか、一人もいませんでした。

TKA virtualand @ Bugis Junction B1F

Victoria Streetを挟んで向かい側、Bugis Junctionの地下一階になります。この通りは若干渡りにくいです。ilumaとは陸橋でつながっていますので、ilumaから移動する場合は、陸橋を利用したほうが便利です。

Bugis Junctionは小物を売ってる屋台? が並んだアーケード街なのですが、その中心で大きな口を開けているのが、virtualandへの入り口です。virtualandという名前ですが、意外にも実在の店舗です。
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Arcadiaと違って中は暗く、昔のゲーセンの雰囲気です。格ゲーは超豊富に設置されており、ぱっと見た感じ、KOFなんかは全タイトルが、しかも対戦台であるのでは? と思います(詳しくないのでよくわかりませんが)。ストリートファイターシリーズも、EXまで含めて相当な台数有ります。手前は多分、ゼロ3。お昼頃に行くといつもこれのCPU戦をしている白髪の男性がいます。50歳くらいに見える。
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この写真の奥のほうに、三国志大戦もあります。ネットワークもつながってるっぽい。中国の男性はすげー三国志に詳しいイメージでしたが、聞くと、三国志は40代以上の人の趣味だよねー、若い人も読んでるのは金庸だよねー、だそうです。金庸本当に人気っぽくて、一緒に仕事している中国(系)の男性はみんな読んでた。金庸はゲーセンとは関係有りません。

大型筐体も沢山あります。写真ないですが、ギタドラ、太鼓等の音ゲーもやはり設置してあります。
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すぐとなりは、PCゲーム房。たぶん、Star Craft 2をやっているのではないかなぁ。
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スパIV。格ゲーでは一番人がついてます。これは平日昼の2時前後の様子。
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一ゲーム50¢(30円強)なので、だいたい日本に比べると1/3。virtualandはコイン制、arcadiaは非接触式のICカードにチャージする方式です。

たまに行くならこんなゲーセンはいかがでしょうか。

*1:秋葉原と言っても、街ではなく、通りですらなく、一棟のビルですが