社内報の自己紹介について

ここで報告したかどうか忘れましたが、半年ほど前に転職しました。今、勤めている会社では社内報が発行されており、定期的に、中途入社社員の自己紹介をまとめて掲載しています。ついては、これこれこのようなフォーマットで自己紹介を送付してくれ、というメールが先日届きまして、即日すべての答えを記入して返信しました。
私は、常日頃から、なにか面白いことを言いたい、言えたらなぁ、と願っています。もともとは、特別面白いことを言いたかったわけではなく、とにかくどこか人と違っていれば良かったのですが、意識して、あるいは意識しないで、人と違うことをするためだけに人と違うことをする、というのは、あまりいいことではないと思いました。つまり、周りからすると特に理由もなく予想と異なる言動をとられて迷惑なので。そこで、せめて面白いことを言おうと心がけているのですが、これがうまく行っているかはわかりません。また、先に書いた理由も、なぜ、私は面白いことを言おうと思うのか、からスタートして創作した理由なので、全く別の原因が存在する可能性もあります。たとえば、ユーモアを人との距離を遠目に調整するための道具として利用している、などです。
社内報の自己紹介は広くユーモアを発揮する絶好の機会なので、よく考えてから書き始めました。まず、今までに見た自己紹介で一番面白かったものは何か、というのを思い出してみます。それは、半年ほど前に見た手の写真でした。自己紹介なのに、何の変哲もない手の甲の写真が大きく載っているのです。私はその写真を見て爆笑しました。「もっと顔とか分かる写真使えばいいのに! これじゃなんだかわからないよ!」 と思ったので。よく自己紹介を読んだら、その方はネールアートが趣味だったので手の写真が載っているのはぜんぜん変ではなかったのですが、とにかく面白いので手の写真は絶対入れたい。あとはできるだけ素直に質問に答えよう。そういった方針で記入していきました。
とはいっても、よくある質問に対しては自分で決めた定型文があるので、そこは普段どおりに処理しました。たとえば、「実際に入ってみて感じたこと」「他の社員に一言」などは、それぞれ「良い人ばかりなので驚きました!」「こんにちは! よろしくお願いします!」などの普段から使用している文章で埋めてしまったので、実際のところ、残ったのは二つだけです。「趣味・特技など(関連する写真を1枚以上添付)」と、「最近のエピソード」です。趣味、特技は本当にないので、悩んだ末、「趣味は水泳とXbox 360、特技はインターネットです!!」、と書き、LANケーブルを巻きつけた左手の写真を添えておきました。
「最近のエピソード」は題が漠然としすぎており、また、あまり最近のことを憶えていないので、twitterの過去発言から拾う事にしました。迷った末、一年半程前、左膝を怪我した際の『入院前検診巡りの途中であまりにも生活笑百科の結果が気になったので立ち止まってTVみてたら、看護士さんに「次は心電図ですよ」とかいわれて「すいません、これの結果が気になるので……」とか説明した。ちなみに、結果は「払わなければならない」でした』を選び、あとに、『一年半程前なのであまり最近のエピソードとはいえずすいません……』とつけておきました。すると、社内報担当の方から『「払わなければならない」でした、とはどういう意味ですか? 検査の結果が良くなかったのでしょうか?』という返信がありました。そこで、私は生活笑百科の構成、基本的な番組の流れから説明するメールを書いたので、自己紹介よりもそちらに多く時間がかかりましたが、自己紹介は特に直しませんでした。この自己紹介はわかりにくいでしょうか?