会話について

ときどき無性に小説が書きたい、と思い、結果として、女性の会話を想像していることに気づいた(小説は書かない)。女性同士の会話に対する知識はあまりないので、内容のない、空虚な会話が多い。
A「駅前に××ができたけど○○なんだって!!」B「えええぇぇ! うそっ!?」A「B驚きすぎー、あははっ」
具体性に欠ける会話なので発展させようがない。ただ、本当の会話ではないので途切れてしまい気詰まりということもない。ループさせるだけで多幸感あふれる会話をまた楽しめるけど、出来ればもっと各人の個性や、関係の経過を取り込んでいきたい。しかし、そのような持続する空想の友を持つことはついにできなかったし、これからもできないだろうと思ってはいる。この点については、設定を書きとめるなどの努力で補っていきたい。さっきの会話でも、Bはすこし挙動に大げさなところがあり、Aにからかわれている。二人ともとてもかわいいOLだと思ってください。
A「駅前に××ができたけど○○なんだって!!」B「えええぇぇ! うそっ!?」A「B驚きすぎー、あははっ」
とてもかわいいOLがこの会話をしていると知って、なお、この会話の良さが分からないなら、想像力の強弱に関する問題だと捉えた方がいいです。先へ進む。過去形で書きますが、実際のOLは三人組でした。敵キャラクターとして登場します。ひとりは、ガネーシャと会話でき、ひとりはオーラが見え、ひとりはライフハックの達人か何かで(詳細は忘れました)、とても余裕のある態度です。なぜなら、彼女たちはとても優れているからです。とても優れているし、楽しく過ごせている。そこへ、なんらかの理由で、不幸な主人公たちがかかわり、挑みますが、不幸なので、圧倒的に、相手にもされず気付かれないうちに負ける、という漠然とした枠組みだけを考え、あとはずっと、どのような会話がOL間で交わされるかを想像する、というのが非常に楽しい。たとえば、好きな言葉は「ありがとう」なので、いろいろなものに「ありがとう」といっていたら、全てがうまくいくようになった、という話をするし、それが事実であるような事態について考える。想像しうることは起こりうるので、リアルかそうでないかは内面を描かれる人物についてしか当てはまらないと思っており、つまり、ありえないが、想像しうることが起きている場合、あり得ないことが起きているな、と思っている様を描写すればリアル、という基準で想像します(しません)。