旅行日記

いきなり更新が途絶えるほうがかっこいいかと思ったので秘密にしていましたが、今旅行中です。タイにいます。しかし旅行中だからといって特にアクティヴになるわけでもないのでこうして日がな一日ネットカフェで過ごしています。旅行中の主食がオレオとプリングルスだったのが良くなかったのか、体調が優れません。一応プリングルスは赤と緑を交互に食べるなどしてバランスに気を使っていたのですが……。
宿では台風のニュースとMTVを良く見ています。エミネムは怒っててすごいなぁ。僕も怒りの日記を書きたいですが、素直に怒れるようなことがないのが困りものです。こちらでは一日中ウイニングイレヴン8(WE8)をプレイする職業が成立しているらしく、いつみても店頭でWE8を楽しそうに遊んでいる成人男性を何人か知っています。彼らのゴールシーンは素晴らしいものなので、それを見た僕が思わず歓声を上げると笑顔で答えてくれます。そしてゲームの購入を薦めてきますが、僕はPS2を持っていないので買いません。なぜ日本ではWE8を一日中プレイするだけというようなライフスタイルが確立できないのでしょうか。というか、僕はそのような生活を送っている成人男性を知っていますが、彼らはそれを自分で肯定できないようです。ここで怒りはそのようなライフスタイルを認めない社会に対してではなく、それを肯定できない自分に向かうことになってしまいます。自分に向かう怒りを綴った日記はパンクじゃないので書きたくありません。僕は社会に対する怒りを綴りたいのです。
朝、TVの占いを見て良い結果だったら信じる、悪い結果だったらすっぱり忘れてさわやかに出社する、だって占いを否定したり盲目的に信じるよりもそちらのほうが素敵だし素晴らしいことだわ、大人なんだから、というような姿勢をそのまま肯定することに対して僕は激しい怒りを抱いてきました。そんな姿勢の人間は一生何者をも本当に信じることはできないだろう、と。でもどのようにしてかそのように信じたり信じなかったりを意識して切り替えるというテクニックを身に着けたほうがいいのかもしれません。これは一度上がってしまった階段をまた下りて、かつ上で見た風景は忘れてしまうということで本当にそんなことが可能なのだろうか、どんなスピリチュアル修行をすれば出来るようになるのだろうか……、と思いますが、世の中の人は出来てしまうようです。このテクニックを身に着けなければ本当の怒り日記はかけませんから、それまで真剣に怒るのはお預けです。それが出来るようになったら、パンクバンドを作りたいです。僕は楽器が出来ないし、今から覚えるつもりもないのでボーカル兼リリックの提供を行います。他全パート募集です。