アクセス権について(1)

夢のインターネットを考えるカテゴリ、[Web2.1]を新設しました。本当はWeb2.0にしたかったのですが、2.0はもうキーワードになっていたので。
今回考えたいのは、Webのアクセス権についてです。昔からインターネットでよく騒ぎになるのが、無断リンク禁止、ディープリンク禁止、最近だと、無断(ソーシャル)ブックマーク禁止などの勝手アクセス制限、勝手ルールです。
僕もこの、無断でのリンクを禁止したいという気持ちはよく分かります。本当なら、閲覧すら自由気ままにやってほしくないです。「日記の無断閲覧禁止、閲覧した場合はお礼カキコを掲示板にお願いします。大量の無断閲覧が続く場合は日記の更新を停止します。」と、言いたい。しかしそれを言うと確実に更新停止することになるので言わないだけです。仕方ないので、今は"引用部以外は勝手に使用してくだって結構です(ただし、本人の居るところで音読するのは禁止)"という緩いライセンスの元で日記を配布しています。
Web2.1では是非日記を書いた人が思うままにアクセスを制限出来るようになってほしいので、そのために権限の種類、対象を細かく分類しよう、というのが今回の目的で、最終的には表にします。せっかくテーブル記法を覚えたので。
UNIXでのファイルアクセス権限を例に出すと、オーナー、グループ、その他に、それぞれ、読み、書き、実行権限を割り当てられるわけですが、Web2.1ではもっと細かく設定できるようにしたい。今考えているのはこんな感じ。

アクション
閲覧、記憶、分析、メタ情報の公開、コメントの付加、言及、判断、引用

これらのそれぞれについて、権限が設定できる。

権限
不可、要認可、要申告(自動申告可)、要申告(自動申告不可)、その他の条件、自由

なんか用語がしっくり来ませんが語彙が貧弱なので勘弁してください。一応、僕が知っている勝手ルールは全てこの枠内で、アクションと権限を組み合わせて表現できるようにしたつもりです。
今日は、説明が必要そうな所だけ少し詳しく書きます。全般的に意味不明とかは止めてください!! 僕は真剣です。

要認可、要申告(自動申告不可)、要申告(自動申告可)の違いについて

<不可>、<自由>は簡単なのでこの三つの違いについて。<閲覧>を例に出して説明します。<要認可>は三つの中で一番きつい制限であり、メールなどでお伺いを立てたのちに、<閲覧>が可能になるというものです。メールではあまりに面倒なので、そこはWeb2.1がなんとか上手いことやってくれる予定です。現在実現しているものでは、mixiの友人のみ公開の日記など。
<要申告(自動申告不可)>は、「見たらコメントください」「一日一クリックお願いします! ブログランキング」「足跡用日記」のたぐい。<要申告(自動申告可)>はカウンター付きのサイト全てです。そう、実は現在のインターネットは閲覧すら自由ではなく、カウンターやアクセスログで閲覧したことを申告している。<自由>な閲覧が可能なのは、全文配信しているRSS等のみです。
<言及>で説明すると、無断リンク禁止が<要認可>あるいは<要申告(自動申告不可)>に相当します。はてな内では強制IDトラックバックが実装されていたのでこの間までは<要申告(自動申告不可)>でしたが、最近<要申告(自動申告可)>に変更されました。リファラが残るので<要申告(自動申告可)>扱いです。なにを言っているか分かるでしょうか? 本物のトラックバックじゃないから、トラックバックと呼ぶのな!! とか言われているので、いっそトラックバトンということにしてしまったら良いんじゃないでしょうか。どうせ、ここ一週間に限ったらトラックバックの大半がバトンだったわけだし!!