小学生ニュートン

1985.9〜1986.6、小学生ニュートンという雑誌が発行されてまして、あのNewtonの子供向け版です。私はその時丁度ジャスト ザ 小学生でして、計算したところ多分小2だったんだとおもいますが、その頃世の中のものは全て原子でできていると知りました。今唐突に思い出して懐かしかったので検索してみたのですが、2件しか引っかからないのでこれも記憶違いだろうか…。誰か他に購読してた方居ませんか。
とにかくそれで人間もミジンコも太陽も同じ物で出来ている、つまり物だ!!ということで非常に悩んだのが、物=意識がない=同じ条件だと同じように振舞う=何回繰り返しても同じ事が起こる=神はサイコロを振りません、つまり、僕には何も決定する事が出来ない!!というか、僕は普段どのように物を考え決めているのかわからない!!
というまぁ非常にありがちというか決定論ですが、そういう妄想に囚われまして、今でもその辺はなんだかもやもやしているのでこれこそが霊魂を信じたくなる一つの要因ではないかと思いますが、どうでしょうか。私が永井均さんやグレッグ・イーガンの小説に惹かれるのはいまだにそれが私にとって大きな問題であるからで、ただこの問題と関係しているような気がするからという理由で並行宇宙やら、自由とは何かという問題に多少なりとも意識が向くわけです。この場合の自由というのは他人との関係におけるそれでは無くてただひたすら私自身とそれ以外、ですけれど。爆笑問題の田中さん曰く、「それは俺が悪いんじゃない。俺の脳が悪いんだ」
小学生ニュートンは変な漫画で自転車を解体していた事しか覚えていません。その後、子供の科学(通称コカ)、普通のニュートンと進んでからオタク道へ転がり込んだという次第です。僕が理系に進めなかったことは全く中三の数学教師の責任です。彼はかなりボケてて教科書の例題すらまともに解けず生徒に解法を尋ねる有様で、その所為で私は高校にあがる頃には確率以外の数学は全く理解できなくなりました。後で伝え聞いた話によると彼はアルツハイマーで、教室に来るとと毎時間必ず同じ経路で移動し、最後は電話の使い方がわからなくなっていたそうです。終わり。