格ゲーと反応時間についてアンケートしてみた(question:1146310327)

二個目の選択肢があまりにもダメだった*1ので有意な結果にはならなかったけれども、反応時間にかなり個人差があるのが解って面白かった。自分はどんだけ集中力を高めて臨んでも平均0.22秒を切ることが出来ない。ほぼ確実に0.22から0.24の間になる。0.14秒切る人と比べると6フレーム、最多反応時間帯である0.18から0.20の人と比べても2から3フレーム行動が遅れるわけでこれは勝てない。大抵のゲームは先行入力がきくので、反応にかかる時間がダイレクトに結果に繋がるわけではないけども。しかし、0.14秒切る人は早いなぁ。神龍寺ナーガの阿含がほぼ人間の限界である0.11秒らしいから、そこから最大でも0.03秒しか遅れてないわけで、僕からみると阿含と区別が付かないレベルの存在ですよ。今からでもアメフトを始めた方が……。悔しいので、今度はカフェインを多めに摂った状態で挑戦して見たい。
今年の頭からDOA4をやりつつ、周辺の言説を眺めてつつ、していたら気付いたんですが、どうしても勝てない相手がいた場合に、心理的な言い訳として採用できるもの、は結構個人差がある。いいわけ、というのは彼我の才能(?)なりの、本質的な差が結果に表れているのではなく、その他の要因によって歪められている、という考え方を表明すること。
まずは、使用しているキャラが違う。もちろんキャラクターにはそれぞれ固有の性能があるので、実力の差がキャラクターの性能差によって歪められている、という考え方は出来る。キャラクターの選択がゲームのうまさに含まれる、という考え方もありえるが、直観的にはその辺のメタゲームは格闘ゲームの腕に含めない、という考え方の方が自然だ。これがMTGみたいなゲームのデッキ構築だと、そこらのメタゲームからゲームの腕に含めるのが自然だと思えるから、どっちの考えを採用するのもありなんだろうけど。
使用するキャラクターが同じで、ゲーム内の環境としては完全に同一でも、彼我に環境の差があると見なすことは出来る。ゲームに費やせる時間が違う、前作をやり込んでる、とか。千時間やってる人に百時間しかやってない人が負けるのは仕方ない、的な。
ここまではまだ万人の理解の得られる領域だが、こっから先。あいつらとは人間性能が違うから勝てなくても仕方ない、という言い訳が存在する。反応時間もそうなんだけど、自分が生来にもつ能力まで外部化して考えると、じゃあほんとうに勝ったり負けたりして悔しがる要因はどこにあるのか? という根源的な問題が発生する。どこまでも環境としてそれを外に取り出せるのなら、すべての勝負の結果は自分の本質とは関係ない外部の要因で決まる、と見なし得そうなものだ。今のところ見たことがないのは、「俺はあいつに読み負けたけど実力は俺の方が上」って言い方。逆に、「読み合いでは俺の方が勝っていたが、反応時間やコンボによるリターンは相手の方が上だったので結果的に負けた」という言い方は出来る。というかよく見る。ので、本質的には相手の行動を予測する、というのが勝利感に繋がるのかな、と思う。どんな勝負であれ、相手が何を考えて行動を選択しているのか全く予想出来ない状態で勝ったとしても、もう一度同じ事をして勝てる保証がないわけだから。

*1:VF4、5か鉄拳の段位とかでやった方が良かった、かな? その辺の段位に本気で挑んでいる人がどれくらいはてなアンケート界隈にいるか解らないけど。後シューターのスコアとか