ラジオについて

こんばんは。僕には、気になる、こわーい女の子がいます。だけど、怖すぎてしゃべれません! どうすれば仲良くできるのか、教えてください。

これは、先週、11/01に「起立! 礼! 着席!」で読まれていたハガキです。「mamiのRADIかるコミュニケーション」ではありません。「mamiのRADIかるコミュニケーション」とは、私が中学生の頃に聴いていた、ネコソギに根源ラジカルな長寿番組です。私が聴いていた頃すでに長寿番組であり、今も続いているようです。ラディコミではこのようなハガキがしばしば読まれていたような記憶がありますが、「起立! 礼! 着席!」ではめずらしい、僕が記憶している限りでははじめてです。
この、普通に読むと恋愛相談であるハガキに、Berryz工房の皆さんがどのような反応をしたかについて。書き起こしは大変なので要約します。

菅谷さん(小五)
でも、気になるってことは好きなんですよね。好きならぁ、ちゃんと言った方が良いですよ。想いを
夏焼さん(中一)
女の子が怖いんだったらさぁ、自分もちょっと怖くしてみれば良いんじゃない。お互い様に怖い同士さぁ、「おはよぉ」ってさぁ、ちょっと暗く言ったら良いんじゃない。それか、自然的に、おはYo!Yo!って、元気に自分から言ったら良いんじゃないですか。
徳永さん(中一)
本人にぃ、怒ってる? って聞くと良いと思う。したら、分かるじゃないですか! その子はそういう子なんだって。たぶん、そうやって聞いた方が一番わかりやすいと思うんですよ、で、もし、怒ってなくて暗そうだったら、元気なーいじゃーん、とか。
嗣永さん(中二)
元気出していこーよぉー、あっはっは、とか。なんか、その子もほっぺが、ふってあがって、笑顔にまんさーい、えへへへ。あーはー、今日、わたしおかしいんですぅー

気になる、こわーい女の子、というのは夏焼さんのことではないか? と僕は推測しています。このハガキを書いたのが僕だったら、夏焼さんのことです。まぁでもこのハガキを書いたのは僕ではなく、"プチトマト ひとつ150円"さんなので、本当のところは分かりません。
菅谷さんの反応は、とても素直でよいと思います。倒置法も気がきいています。
夏焼さんのコメントは、まず、挨拶をするというところに重点が置いてあり、普通のアドバイスかな、と思います。さすが、という感じです。嗣永さんはこのときちょっとおかしかったので、あまりあてにならないです。ただ、嗣永さんの少女漫画好きは大変なものがあるらしいので、この程度の悩みには真剣になるまでもない、という感じだったのかも分かりません。
僕が興味深いと思ったのは徳永さんで、徳永さんはその怖い女の子が怒っているのかどうかまず本人にきいてはっきりさせろ、ということを主張しています。僕の乏しい少女漫画知識(動物のお医者さんと、ラブセレブ)を動員した限りではそんな恋愛作法を教授している少女漫画は存在しないので、徳永さんの、まず本人にきいてはっきりさせよう、という姿勢はとても非少女漫画的だと思います。そもそも、「怖い女の子」から「怒っている女の子」を連想したのは徳永さんただ一人です。夏焼さんと嗣永さんは「暗い、元気がない女の子」を想定しているように見えますし、菅谷さんはそこまで気が回っていません。
「怖い女の子」ときくと、裏番を張っていて根性焼がある女の子、手首にためらい傷がある女の子、JJを読んでいる女の子、などを僕は連想しますが、まず「暗い子」が出てくるあたりが、興味深いです。