ハロコンDVD(HE-07)について(4)

石村さんが、"苺"の前に必ず"大好きな"を付けるのは文章から曖昧さを取り除き、自分の意図を明確にするためです。"大好きな"を取り除いて、「やったぁ!! 今日苺がたっくさん食べれた!」にした場合、苺は特に好きではないがとにかく沢山食べられたのが嬉しかった(ひもじいので)、と誤解されるかも知れず、それは本意ではない、苺が大好きであり、その苺を食べられて嬉しい、ことを漏らさず表現するために"大好きな"を苺の枕詞として使っているのだと思います。このため、若干語呂が悪く一息では言い切れない文章になっていますが、そこがまた素晴らしい、キャワ!! という、反動的な姿勢を石村さんに触れた周囲の人間が思わずとってしまう要因になっています。
が、実は石村さんが大の苺好きであることは広く知られており、いまさら強調するほどのことではないのでした。僕も石村さんの苺好きには以前から気付いていたのですが、自身が苺に対してあまり良い印象を持っていないため、どうしても懐疑的になってしまいます。石村さんは本当に苺が好きなのでしょうか。僕にはどうしても苺は単独で好きになる種類の食べ物だとは思えないのです。
全国の苺産業に関わる方(苺を蒔いたり、秋に刈り取ったりする仕事の方)には申し訳ないですが、苺が好きな食べ物として真っ先に上がることに対する疑問を列挙したいと思います。まず、苺はそんなに甘くない。これは僕が本物の苺を食べたことがないのが原因かも分かりませんが、苺は何か甘い物と一緒に食べるとおいしいイメージです。そして苺は作りが細かく、生々しい感じがします。おなじ果物なら、梨やメロンのほうが甘くて大雑把な作りをしているから良いのではないか? と思いますが、これはコンビニ文化に毒されすぎた考え方かも知れません。苺のように作りが複雑で単純に甘いわけではない、そして赤くて小さくかわいらしい果物を好む、という姿勢、というか、嗜好は勉強が好きだと公言し、歴史人物カードを持ち歩く、アンチ・アンチのような石村さんにとっては自然なことなのかも分かりません。嗣永さんのウニ好きに対しても何かコメントしたいですが、ウニは食べたことがないので何も言えません。