ハロモニ

ハロモニについての日記を書こうとしていたらいつの間にかハロモニと真剣十代しゃべり場を対置してドキュンとオタクについて考える日記のようになっており、もうだめだ、これがブログ脳というやつか……と思った。ハロモニしゃべり場は、十代が真剣に喋る、という意味で同じコンセプトの番組であるといえる(ハロモニには女性しか出てこないというなら続けて放映されているジャニーズJr.の番組と足して適当な数で割ると計算が合うだろう)。真剣十代しゃべり場は見たことがないのでぼんやりとしか知らない。しゃべり場を見たことがないのは恐ろしいからだ。あの番組を見て冷静でいられるのは最初の十分だけだろう(最初の十分は冷静でいられるだろう)。周りに人がいれば熱意溢れる十代の出演者を揶揄してみせる余裕まであるかも知れない。その後はもうだめだ。次第にしゃべり場へとのめり込み、自分の意見を主張せずには居られなくなる(しゃべり場に躍り出る)。勿論、彼らはテレビの中にいるから僕の気持ちを直接伝えることは出来ない(時間軸で見ても無理なことなのかも知れない。あれは生放送なのだろうか)。彼等と同じ熱意と真剣さでもって喋る。だが、僕の意見は常に少数派であるか、大きな声で主張できない性質を帯びているので誰にも聞き入られることなく番組は終盤へ向かう。その後は見たことがないので想像できない。大人のゲストが居ると聞いたので、彼/彼女が何か言い、一旦場を収める(しゃべり場を収める)のかもしれない。そこで僕は我に返ってスイッチをひねり、ブラウン管はまた元の灰色に戻る。ザー。プツン。後に残るのは苦い後悔だけです。
しゃべり場は僕にとってそう言うリアルな世界です。でもハロモニは違う。コンセプトは同じでもそこに浮かび上がる世界は全く異なっている。ハロモニの中にあるのは可愛さという彼女たちにとって絶対の価値を肯定された少女たちだけによって構成されている、箸が転がっても可笑しい世界です。僕はここにドキュンたちの根拠を持たない楽しさをうらやむオタクと同じ構図を見た、と思ったのです。嘘。まぁドキュンとかオタクは人によって随分とらえ方が違って面白いよね、ということが言いたかった。
僕にとってドキュンとは根拠のない(様に見える/あっても良い)自信に満ちあふれた全ての人、恵まれた精神構造を持つ羨むべき人たちのことです。