怒りについて(mixiについて)

mixiっぽい日記を書くためには怒りを露わにするのが一番だと気付いた。「なめられてたまるか! ぶっとばしてやる!」の精神で日記に体当たりで向かっていくのが良いのではないだろうか? そう気付きを得たのは、mixiニュースの「このニュースに関する日記を書いた人」を見るとほとんどの日記が社会や政治に対する怒りに満ちており、そのエネルギーに圧倒されたからです。足跡を残すのが怖いので、足跡を残さずに読める最初の三行のみで判断していますが、まず冒頭スタートダッシュは鋭い怒りの発露でぐっと読者の心を惹きつける、そんなテクニックを駆使した日記が多くみられる。もちろん、日記の後半には単純な怒りをぶちまけるのみに止まらない、くそったれな現状を打破するために有用な提言や暖かいユーモアが必ず含まれているのだと思うし、そうしたポジティヴなことばがmixiを通じて世界に拡がって世界がもっと良い状態へ向かっていくのは願ってもない、ふるえる程に素晴らしいことだ。足跡機能さえなければ、僕もそんな優れたミームの拡散に積極的な貢献ができるのに……。
社会や政治などではなく、もっと身近な出来事に関する怒りを綴るのはどうだろうか。mixiはオフラインとリンクしていることが多いので、その事がより怒りを共有する事へのリスク、また同時にスリルと没入度を高めてくれるかもしれない。怒りの日記を読む、え、そんな酷いことがあったんだ! リアルに? とても理不尽なことだし僕だってそんなことされたらとても黙っちゃいられないよ! 奴に今度会ったら必ず君の替わりにきついタックルを一発ぶちかましてやる、しばらくの間は一人で用も足せないような凄い奴をさ! とまずは握り拳で思うだろう。それが、二、三日後にはとても鮮やかで胸のすくような、それでいて誰一人面目を失わせることもない、周到な準備を経た復讐劇が日記上に展開されたとしたら? 今度は握っていた拳を拡げてモニターの前で快哉の叫びを上げることになる、やってやったな!! って……。だから怒りの日記は日記の中でも特にエンターテイメントとして優れたものになる可能性があるからどんどん怒りの日記を書きたい。