こんにちは(3)

ステイタスは金や権力があり余っていることを婉曲に表現するために発明されました。つまり、必要以上に高価な物や、習得困難な技術を身につけることによって。
順番としてはこうなります。

 N ==> G ==> S ==> M 
  • N:なにもない状態(ナッシングのN)
  • G:金/権力がある状態(ゴールド、或いはギルのG)
  • S:ステータス(ステータスのS)
  • M:魅力的な状態(魅力のM)

これが基本的なサクセスへの道筋です。成功者の丘(ナポレオン・ヒル)にはこうして登る。
G ==> Mが直接に変換されるのはあまりにもはしたないという理由から、段々Sの存在が大きくなり、最初はそれがGの婉曲表現であることが明白だったのに、しだいに本物のSが存在するかのように錯覚され、最終的にはGと無関係なSが存在するという幻想まで生み出し根拠としてのGをもたないSまでがMに繋がるようになりました。これによって現在の多様な価値観、幸せが存在するというわかったようなわからない言い分が生まれました。

 N     G     S ==> M 
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これはこれで素晴らしい。皆が一様にそれを求めることから比較的入手が困難なGに対してSはいまや非常に種類が多く入手しやすいからです。しかし、やはりそれは違うのではないか。というところに現れたのがlivedoor堀江社長であり、堀江社長はこういう図を描きました。

 N ==> G     S     M 
       |===========| 

堀江社長は、一般人とは全く逆に、GからMを直結させ、しかもそれが事実であることを身をもって証明し、本に書いて出版しました。ここが堀江社長の凄い所です。
また、斬捨隊長(正確な名前がどうしても思い出せない)さんは、こういう図を描きました。

 N ==> G     S     M 
       | ==> ? 

Mが黒字のままなのは魅力がないという意味ではなく、それを求めていないように見えるからです。
また、最終的に一般的なMに繋がらない道を集団で歩むという方法もあります。

 N     G     S     M 
 |===> S' 

上記の集団は1983年、中森明夫さんによって名付けられました(悪い方の意味であり、良い方の意味はもっと違います<=怖くなった)。
次の図はある意味理想です。

 N     G     S     M 
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実際にはほとんどないケースですが、空から落ちてくる、等の手法で描かれることはあるようです。