にゃすー

文章に対する反応を予め入れ込むことで読者の没入感・ライブ感・関与感を高める手法についての注目が高まったので聞いてくれ。「"続けろ"」。まずはスペック。俺男:33歳、男。世界:世界。インタビュー記事にはインタビューアーとインタビュイーが、TRPGリプレイにはゲームマスターと複数のプレイヤーが、創作体験まとめスレには>>1とそれ以外の発言がまとめられている。インタビューを読む際はインタビュアーになったつもりで、リプレイを読む場合はプレイヤーの一人になったつもりで、創作体験まとめスレを読む際は2ちゃんねらーになったつもりで読むだろうか? 「(創作体験まとめスレに関して言えば)そんなことはない、あのようなものになることはできない、実際、死んでほしいくらいだ……」。そのような怒りは頻繁にありますか? 怒りは自分でコントロールすることができます。あなたはそのような人達によって囲まれているわけではありません。「なるほど! 確かにそうですね、あらかじめ織り込まれた反応が私のそれとはあまりにもかけ離れていることが大きなストレスの原因になっていたようです。これは良い気付きを得ることができました。しかし、この手法、実際かなり効果的なのでは? たとえば、本の帯に「感動しました!」と書いてあるのを見て感動を期待し、実際に感動することで満足できる人にとっては。何しろ、本の帯どころではなく、実際周りに感動する人が溢れているわけですから……。そしてそれ以外の人は排除されている。大きな感動というのは常にS級の一体感と共に得られるものです。私はどうしたらそのように虚実を気にかけることなく感動できるようになるでしょうか?」。まずは、"確固たる事実"というものを思い浮かべてください。私にとっては、現在、これを考えている私が存在している、ことだけが確固たる事実ですから、飛行機の座席に座っている私、を思い浮かべます。飛行機は雲の中を飛んでいるから霞んで見えにくい。スピードも凄い。スピードを緩めてじっくり観察するために、飛行機の後方に大きな引力を持つ"穴"が出現した。引力に捉えられた飛行機は徐々に減速し、機体を歪めながら徐々に停止へ近づき、やがて後退を開始する。圧縮された機体の中では座席と座席が近づき、ビジネスシートでも十分なスペースは得られない。うーん、もうちょっと向こうへ行ってくれないかな……、アフリカ系の男性が非常に近づいているのだが……。「すいません、フライトアテンダントさん!」。そのような機体の中で、乗務員は機転の効いたサービスを提供できるだろうか? いまや飛行機は点に近づいている。そこに座っていた私はもう存在していないようだったが……。「実話だ! 私は感動する能力を手に入れた! そのかわりに、海に嫌われるようになってしまったのだが……」。