スポーツクラブについて(1)

まだ、僕の首にはマフラーがかかっていません。首におマフラーを頂戴していない、というところです。買いに行くことを決めたのに買いに行けない、というか買いに行ったが途中で家にあるような気がして(使ったことはないのに)、そのまま帰ってきました。そもそも、マフラーの機能についてはマフラーがなくても検証可能なので、検証を行ったうえ、部屋にはマフラーがないことをよく確認してからもういちど買いに行きます。マフラーの検証はバスタオルを利用して行うつもりです。そんなに違いがあるようには思えないからです。バスタオルはこのあいだ黄色を五枚、白を五枚、十枚まとめて購入したので、同時にさまざまな検証が行えます。一枚二百円だったので、今後十年をまかせるつもりで一挙に購入しました。しかし、本来は一度マフラーを買うと決めたのだから今日買ってしまうべきでした。僕はやると決めたことが出来ないため、生活するのに必要な最低限度の行動が結局なされないままに終わってしまうことがよくあります。一人暮らし十年目なのに、いまだにいくつかの公共料金を自動引き落としに変更できていません。しかし、生活を維持するのに最低限必要な行動、とはいっても僕は現に生きているのだから、実際には必要のない行動であったのかもしれません。もちろん、マフラーを購入していなくても死にません。しかし、自分の意志に信用が置けなくなるのは由々しき事態ですから、やはり買いに行くべきだったでしょう。もはや手遅れかもしれませんが……(店が閉まっているので)。
対照的に、統一された意志の下にあるタスクをやり遂げた、という最近の事例を紹介したい思います。スポーツクラブを替えたことについてです。僕はここ三週間でスポーツクラブに行かなかったのが四日しかない(そのうち三日はスポーツクラブの定休日)というくらいのスポーツクラブマニアですが、日記にはあまりスポーツクラブについて書いていません。ですから、スポーツクラブについて書くことで意外な一面をお見せする、ということになるとおもいます。
スポーツクラブを替えるのはおそらく、5回目くらいです(今度整理して考えてみます)。基本的には勤務地や移動手段の変更による利便性の都合で変更してきたのですが、今回の変更はそうではなく、さらに、いくつかのステップを踏まないと変更が出来ないため、一ヶ月前の時点では変更が危ぶまれていました。ステップとは以下のとおりです。

  • 前のスポーツクラブを退会する
  • 銀行の通帳を見つける(もしくは、以前使っていたクレジットカードが利用できることを確認する)
  • 健康保険組合でなにがしかの手続きを行い、特別な会員として登録するための書類を手に入れる
  • 特別親しくない職場の人と交渉し、紹介状のようなものをもらう(入会金が免除される)

はっきりいってこの四ステップを完了することは不可能に近いだろうと思っていたのですが、なんと一週間もたたずにすべてこなすことが出来ましたので、これは大きな自信になりました。