春物について

毎週土曜に開催されるwiiの抽選販売に参加するため大井町イトーヨーカドーへ通い詰めているうちに気付きましたが、服というのは大幅に値段が変動します。年末には2万円ほどしたコートが最終的には6千円までディスカウントされました。しかも、この価格変動、というか一方的な下落は毎年決まって見られる周期的なものなので、これを利用して服を空売りし続ければ下手な情報商材に手を出すよりも確実な大儲けが身近なものになるのでは?
儲け話に入る前に、エントリのタイトルに使った春物という言葉についての思いを書きます。エントリのタイトルは正確に内容が掴めるようになっていることが望ましいそうなので……。春物、夏物、秋物、冬物、ということばからは季節にあわせたオシャレを愉しんでやろうという意気込みが感じられるので、好きではありませんし、今まで素直な意味で口にしたことは一度もないですが、なかでも「春物」、「秋物」の二つは、のこりの「夏物」、「冬物」にくらべて浮かれ度合いが高い感じがする。これは、オシャレを愉しむという姿勢の対極にある、機能性が高い、気候にあった服を着てやろう、なんでも見てやろう、視点からすると、春物と秋物って一緒で良いんじゃないの? だって気温同じくらいだし、という提案があるはずで、だからわざわざ春と秋を別物として扱う姿勢を明確に打ち出した「春物」「秋物」という単語は使いたくない。「春夏物」「秋冬物」と分けるのではなく、「冬物」「夏物」「春秋物」と分けるべきだ。その場合、衣替えを年間計四回行うことになるのが面倒ですが……。
物理的には同じ服を着つつ金銭的な負担を減らそうとするなら、服はすべて季節の変わり目に前の季節の物を購入し、次の年から本格的に着るようにすればいいわけですが、おそらく服を買う楽しさというのがかなり低下するので楽しさ的には問題があるかもしれない。この辺のことについて、いろいろな楽しさを1hydeという単位に置き換えて計算しようと思いましたが、上手くいきませんでした。あと、自分の購入した物が自分が購入したときより安価で販売されている、という事実をダメージに感じる人、は、そういった事態を避けるために価格が変わりにくい物、定番の形をした物や、いわゆるブランド品を買う、ということがあり得るのではないか。一般にブランドが好きな人というのはどちらかというと攻撃的なイメージだったけどそうではなく、本当に攻撃的なのはいまブルーレイとかHD DVD関係の物を買う人でそういう人こそおそれるべき。