弱い力について

地球が自分の真横に存在する状態を想像して(その際、じゃあ下にあるのはなんなのだ、という話になるかもしれないので、そこが気になる場合は地球が下と横手に計二つあると考えて下さい。僕は下に地面があり、横手に地球がある、と考えているので、以下文中の地球は横手の地球を指します。地面は下の地球を指します)、ある時点を境に突然地球から引力が発生した場合、かなりひどい勢いで地球にぶつかることになる。2メートルの距離にある地球にぶつかった場合、横向きに2メートルの高さから自由落下したのと同じ勢いで地球にぶつかることになるので、そこが地球の中でも特に堅い部分(岩場など)だった場合、相当痛いのではないだろうか、この痛さは2メートルという距離から生み出される衝撃としては結構なものではないだろうか、ということについて考えました。たとえば、2メートルの距離から突然動き出したトラックに轢かれてもそれほどのダメージにはならないような気がする。轢死まで行かないのではないでしょうか。もっとも、全力で加速するトラックは見たことがないので、これはトラックの本気を嘗めすぎた予想かもしれません。普段、引力は大したことがないような気分でいるけども、本当は凄いのではないのではないか。引力が下以外の方向に向かって働いているのを想像すると寒気がする。特に上に向かって引っ張られるような事態を考えると(空へ引き上げられるだけに)空恐ろしいですが、これは少し違う種類の恐怖で、おもに地球のあまりの大きさから来る引力の強さについて、それが引力ではないと考えると相当凄い、ような気がする、のは一般的な感覚かどうか、などについて考えました。
ただ、引力が凄いのはやはり地球があまりにも大きいからで、実は大したことがない、らしい。他の三つの力、電磁気力、弱い力、強い力はもっと断然比較にならないくらい強い。

弱い力を媒介する力の粒子、W、Zは大きな質量を持っています。そのため、力の本質的な強さを表す結合定数は電磁気力と同程度ですが、力が届く距離が非常に短く、力の見かけの強さが弱く見えるのです。力の強さが弱すぎて、日常世界で感じることはありません。

「力の見かけの強さが弱く見える」というのはどういう意味なのか……。

強い力は全てのカラー荷を持つ素粒子に働きます。電磁気力の 100 倍程の大きさを持つ最も強い力なので、この名前がつけられました。

強い力、というのは力の名前として妥当ではないと思うのでもう少し命名に凝った方が良かったのではないか、と思います。あと、「強い力」、は、「そのスピード」、みたいな歌詞に出てきそう。弱い力は歌詞にはなりにくいけど引力よりはずっと強い。