桜チラリPVについて

まるでサクラのように可憐な彼女たちが、ピンクの服を着て歌い踊るさまはとにかくキュート。意外に大胆な恋を歌ったこのラブソングで、疲れ気味なひともパワーを注入してください!

http://www.gyao.jp/sityou/catedetail/contents_id/cnt0029508/

昨日深夜一時頃見始めて気付いたら三時を過ぎていたので、コールドスリープの実用化を待たずして時間軸に沿った順方向へのタイムスリップ手法はここに確立された、と思った、のは嘘ですが、PVが宇宙船を題材にしているだけに、そのような勘違いをしたとしても彼が異常だと決めつけることは誰にも出来ない。
宇宙船の内外を問わず舞い散るサクラの花片が印象的なこのPVですが、歌詞の内容は特に宇宙と関係を持っていないようでした。実際、何度も見直さないと舞台が宇宙船の内部だとは気付かないかもしれない(僕が気付いたのは多分二時過ぎです)。そこかしこに安い無重力描写が見られるものの、はじめてはっきりと宇宙船の内部で歌い踊っていることが明らかになるのは曲も終盤、3分過ぎに℃-uteの皆さんが宇宙船の窓らしき穴から外を伺っている場面です。
曲の導入部は、向かって下の床に卓袱台、天井にクッション*1、右手の壁に椅子、左手の壁には電話台という、パステル調の色彩と相まって生活感の薄い印象を与える、極めて住みにくそうな部屋を描くことから始まります。強いていえば、この部屋の奥にある大きくて丸い模様が宇宙船のエアロックに使われている気密扉に見えなくもないし、カメラが時々回転しているのは、遠心力をつかって重力を発生させていることを表しているのかもしれません。また、もう一つ舞台となる比較的に大きな部屋も完全に床と壁が同じデザインとなっているので、これも遠心力説を裏付けていそうです。つまり、六つある内、四つの壁は地面としても使えるはずなので。ただ、部屋の隅に行く程、斜めに重力が掛かるため、踊るのは困難になると思いますが。
もちろんこのPVの見所は宇宙船ではないので、見所について書きたいと思います。まず、可愛さを構成する自然由来の強化子をとりあえず全部かき集めてきた、的、無茶な可愛さを見せつける鈴木さん驚愕の容姿が一番の見所であるのは間違いないところだと思います。鈴木さんはあまりにも飛び抜けて声援が大きいため引く、というレベルで人気のある方ですが、これはちょっと仕方のないことだな、と思わざるを得ない。鈴木さんは通常のフォーメーションでいる場合に、アメフトのディフェンシヴラインでいうとノーズタックルにあたる位置にいる人です。3-4のフォーメーションなので、右のディフェンシヴエンドが岡井さん、左が萩原さん、LBに移って右のILBが梅田さん、左が矢島さん、ROLBが中島さん、LOLBが有原さんです。ここはアイシールド21の知識だけで書いたので間違っているかもしれません。
このフォーメーションがまた、体格的にだけでなく様々な面で極めてシンメトリックな構成になっていて、まず中心は先ほど書いたように均整のとれたフォーメーションにするなら真ん中以外における場所がない、極めて特徴的な容姿と声を持つ鈴木さん。その左右に、岡井さん、萩原さんの年少組の親友二人。ラインを構成するこの三人は小学生コントグループ、キューティーガールズそのものでもあります。正面から見た場合、鈴木さんの両脇になる矢島さん、梅田さんはともに背が高くすらりとしているので、ちょっと後ろに立っているくらいでちょうど良い感じです。このフォーメーションは引いたカメラだと綺麗な山形になっているのが分かるはずです。
これら以外にもとにかく素晴らしいところは沢山ありますが、可愛いという意味では今年に入ってからこれほど可愛さを讃えられたものはないだろうと思うので、特に可愛い可愛い書くことはしません。一番凄いなぁ、と思うのは矢島さんの表情が不自然というか、特に1:50あたりの矢島さんの表情があまりにもひどい、ひどい、というか、可愛いですが、ひどい、と思います。さっきから何回も見ているのですが、これはCGが悪いのかもしれません。無重力で飛んでいくコップを見なければいけないのに、視線がコップに向いていないため、訳の分からないところを見つめて口を開けている人、になってしまっている。

*1:に見えるが実際はマンホールのように使う出入り口