三叉路に嘘つきと正直者がいてどちらに道を聞くか、とかいうなぞなぞ、について

Yの字の下から来たとして、Yの上、右か左に目的地があるという設定で、そこには現地の人が二人いて、一人は正直者、もう一人は嘘つきで、どちらか一方にしか道を尋ねられない(何故?)。結構有名ななぞなぞだと思っていたので検索すれば正確な内容が(あるなら)分かるかと思ったけど分からなかった。なんとなく、クレタ人だと思っていたけどそれは違う話らしい。パラドックスではないらしい。正解は、「あいつ(尋ねる人ではない方の人を指さして)に道を尋ねたらどちらへ行けっていうかな?」と尋ねて、答えと逆の方向に行く、ということなんだけど、この答えはどうなん、一瞬、こりゃ一本取られたましたなぁ、と思った後むかつく、みたいな感じが昔からしていて、このとおりにやってどこだかわからない目的地へたどり着くには、出題に含まれていない前提が必要なわけですよ。つまり、お互いにもう一方は正直者(嘘つき)であることを知っていなければならない。正直者に「あいつ(嘘つきを指さして)に道を尋ねたらどちらに行けって答えるかな?」と尋ねたとして、嘘つきが嘘つき(一個目の嘘つきは固有名詞的な嘘つき、二個目のはそうでない嘘つきです)であることを彼が知らなければ、もちろん正しい道を答える。絶対に嘘しかつかない、これはまさに規格外と呼ぶしかない人間がたまたま道端に立っているとか予想できない。彼は結果的に間違ったことを答えているけれども、それは嘘ではない(知らないことを常識的な想像で補って答えるのを嘘とは言わない)。だから、正確に出題するなら、「ただし、お互いに相手が正直者(嘘つき)であることを知っている」、という条件を加えなければならない、けどこれはあまりに露骨なヒントになってしまう。そこで言い回しを変えることでこれを表現できないだろうか。正直、とか、嘘つき、という言葉では彼らの知識によって出力が影響されてしまうので、事実しか答えない人と、事実に反する内容しか答えない人、とか、まぁもうちょっと足すと、真偽値で返答出来る場合は必ず事実に沿った値を返す、人、とか? そんな感じに。でも、あまりにも嘘つきで一生涯嘘しかつかなかった人、というのは想像可能だけれども、事実に反することしか言わない人、というのは想像しにくいというか、あまりにも不自然で、なぜなら発言に関わる全ての事実を押さえておく必要があるからです。という辺りまでは以前考えていたのですが、今日もっと良い案を思いつきました。これは答えが悪い。「あなた(尋ねる人を指さして)に道を尋ねたらどちらへ行けっていうかな?」と訊けばいい。しかも、この訊き方だと嘘つきか正直者どちらか一人しかいなくても可能だし、逆の方向へ行く必要がない! ランダムに嘘を交えて話す人への対処さえ完璧にすればこれ以上の道の尋ね方は存在しないと言っていい。ところで、今日は会話が出来ました。「久しぶりにじっくり見たらなんだか痩せましたねぇ(原文ママ)」から始まる三往復ほどの会話を。痩せた甲斐があったなぁ、と思った。このペースだとあと二、三回会話をするために生命を危険にさらすことになるが……。また、必ず会話に入るとき、人の変化を話題にする、という事が分かった。必ず、というか、今日のケースを含めて三回しか仕事外の会話をしているのを見かけていないので断定するのは早いかもしれませんが……。ちなみに以前には「ずいぶん日焼けしましたねぇ」と言われて、その時は℃-uteを見るために炎天下で過ごしたあとでもう完全に日焼けしていたにもかかわらず、「いえ、全くしていません」と反射的に答えて全く会話が成立しなかったという苦い記憶があるため、自分の会話能力の成長も実感した。テンパると必ず相手の発言を否定するような返答を返す、というのは一番直さないと行けないなぁ、と思っている自分の習性です。というところから、なぞなぞについて考えました。