Cutie Circuit 2006 五周目 / 千里

関東近郊で週末に行われるイベント、Cutie Circuit 2006も五回目。今回は大阪千里での開催でした。全然関東近郊ではない……。高速バスをつかっても八時間かかりました。より低速な普通のバスだったらどんだけかかってしまうのか……。UFAが"千里は関東近郊だ"と言えば千里は関東近郊、村上さんが"眼鏡が似合うのは矢島さんだ"、と一人で主張すれば、眼鏡が似合うのは矢島さん。そして、おそらく今月末には北海道まで関東近郊になってしまう。
北海道にどれくらいの人数が関東から遠征するのかよくわからないですが、大阪には相当な数のファンが関東から押し寄せていたようでした。僕が会場に着いたのが朝六時半、それからCD販売開始十時まで炎天下に整列していましたが、ここは本当に関西なのか? とおもうほど関西のことばが聞こえてこなかった。関西の方は生まれつき鍛えているという、陽気なノリツッコミなども聞こえてきませんでした。千里セルシーは毎回座席が先着でなく抽選なので、地元の人は無駄に早く来ないという事情があるのかも知れませんが、僕より早く来てるような人はほとんど関東でも見かける人たちだった。CDは1500枚用意されていたのですが、集まってた人数は販売開始の十時時点目算で600人程度。席順が抽選なのと、握手券も兼ねているという事情があって、CD購入完了と同時によりよい席番号を求めて購入列最後尾に並び直すのがデフォルトのような状態になる。上から見てるとファンが握手券の力で動く永久機関みたいに見えた。末尾再帰なのでループで書き直せるんですよ。段々ループする人が減ってゆくけど、結局最後まで小さいループが続いて完売。僕が聞いた中では、同じCDを十六枚買ったという人が最多でした。大きな愛でもてなされすぎ。
イベント自体は一時集合、二時開始。この一時間がきつい。全く日陰のない空間にファンが三百人*1ほど整列させられ一時間過ごす。疲れたからと言って腰を下ろすと地面が信じられないくらい熱い。座った瞬間ではなくあとからじわじわ熱くなってくる。待っている間に、責任者らしき男性が出てきて、なんども「体調の管理は自分でしてください」のようなことをいうが、それなら集合時間をもっと遅くしてくれ、と思う。しかし、我々は一人の犠牲者を出すこともなくイベント開始を迎えられたようでした。小学校の集会だったら体の弱い順にばたばた倒れていたと思う。
イベントは通常のCutie Circuit 2006と異なり、ラジオの公録を兼ねているため、素晴らしく楽しかった。クーラーを付けっぱなしで寝たため声の調子が悪いのを、興奮のためだと言い訳する梅田さん。素晴らしい機転の利かせかただと思います。このことについて知り合いのかたと話していて聞いたのですが、鈴木さんは夜寝るときに喉を痛めないようマスクをしているそうです。つまり、カッパの着ぐるみ + マスク で寝ているといううことで目の辺りしか外気に触れておらずプロ意識が高すぎる。是非、鈴木さん推しの熱心なファンのかたにはカッパの着ぐるみだけでなくマスクも付ける完璧な鈴木さんコスプレでライブに臨んでいただきたい。
握手会ではさすがに握手券の枚数だけ繰り返し握手出来るようにすると、握手会ではなく何か別の儀式になってしまうので、時間制限が設けられていました。これははじめて見た。それでもダッシュで握手ループすれば六回くらいだったとか。
僕は頑張って前の方で見ていたのでわからなかったですが、オタ芸の激しさがいままでのCutie Circuit 2006の中でも最強クラスだったそうです。なんでも、関西は元々そういうのに強い風土であるのだとかで、次回行く機会があったらその辺も注意してみてみたい。

*1:席順が悪かったファンは最初から諦めて日陰から眺める方を選んだ。そもそもステージが低いので遠くから見た方がよく見える場合が多い