オタ芸について(5) / メンバーの見解について(2)

先週中盤を過ぎたころから部屋にいると太鼓の音が聞こえてきて、世界から応援されているような気がして心強かったのですが、実際は祭の練習でした。金曜日に部屋へ戻ると、アパートの前で祭りをやってました。その祭りは三日間続いて一昨日終わりました。
さて、昨日引用した発言からすると、少なくとも該当回の放送に参加していた四人は、オタ芸に対して好意的な評価をしている、とみて間違いないでしょう。これはオタ芸を嫌っているファンにとっては相当重大な出来事でした。オタ芸は一般的にはどんな見地に立っても善い行為ではない、迷惑だし、そのうちのいくつかは禁止されている行為であるし、僕が見る限りではオタ芸を打たないファンは中では、オタ芸を好まないまでも嫌っていないファンですら少数派です。しかし、一方で私たちはファンとして心からハロプロの方々の幸せを願い、望まれるファンとしてありたいと願っているわけです。なかさきさんが唯一大好きな花であるひまわりに囲まれて大好きな大縄跳びをしながら暮らせる日々がいつか来ますように、と願っているし、オタ芸がコンサートで一番嬉しい行為であるならば練習を重ねて最高のオタ芸を打たねばなるまい。
オタ芸はしたくないしするべきではないが、メンバーに好まれている、というジレンマはなかなか解消しがたく、どこかを操作する必要があります。僕が知る限りでは、この放送を聞いてそれならば、と思い立ってオタ芸を打つようになった人はいない(居たら居たですごい、と思いますが)ので、みんな、どこかでこの問題にケリを付けているはず。一つには、所詮中学生が言っていることである、としてその発言の意味から目をそらす、という、妥当な判断がある。ステージ上からではあの行為の詳細までは見えないのかも知れない、迷惑さがわからないかも知れない、その他色々。あるいは、オタ芸が嬉しい行為だとしても全員がそれをやれば最高の状態であるわけではない、一部がオタ芸をやっているからオタ芸の盛り上がり具合がメンバーに強く印象づけられるのだから、私は敢えてオタ芸をやらない、縁の下の力持ち的な役割に徹するとか。
僕自身がどうかというと、メンバーの幸せを一番に願っているわけではないので特にジレンマではない、のだけど、一般的にはどう解決されて居るんだろうか。また、あくまでメンバーの幸せが一番である、という思想を推し進めると余程自己評価の高い人間でない限り俺のような人間がファンを続けるのはメンバーにとって良くないことだ、という結論に辿り着き苦しむ、ということになりかねないため、特段メンバーの幸せについては考慮していない、というスタンスをとる方が良いのではないか、と思いますがスタンスが選択できると思っているのが傲慢であり、大体の場合はどうしようもない、のかも知れません。