年齢について

文学フリマへ行ってきました」内にて徳保さんがあたかも時間にルーズな方であるかのように読める誤った記述をしていたので本日訂正いたしました。ここにお詫びいたします。
いかん、過剰な反応をして被リンク慣れしていないのを露呈してしまった……。ということとは関係なく、今日はブロガーと年齢についてお話ししたいと思います。有名ブロガーの大半がおっさんである、という(私が持つ)偏見は年を重ねる事への意欲をかきたたせる有力な材料となっています。30歳まで童貞だと魔法が使えるようになる、という俗説と同程度には(童貞だけに)。
有名ブロガーが良く備えている属性としておっさんがあるとして、おっさんであることと、有名ブロガーであることの間にはどのような関係があるのかが重要。

  1. 年を経るに従って蓄積された知識や経験がブロガーとしての力を生む(たった一つのエントリでXBOXが殺せるようになる)
  2. 年齢が上である、という事実だけで何か有利に働く

1にはなんの説明もいらないと思います。有名ブロガーの力がここから出てくればなんの問題もない、私も一生懸命読書をしJavaScriptを極め、デジタルものやサブカル・オタクに関する(メタ)知識の収集をします。
2に関しては説明しずらい、個人的な感覚を説明するしかないですが、年上の男性ブログには言及しやすいが、年下の男性ブログには言及しにくく、女性のブログには言及できない(より正確なことを言えば僕は他人のブログ全般に対して言及できないのですが、程度問題として年上の男性ブログには言及しやすそうな感じがする)。70歳男性のオモシロ非モテ日記とかあったら毎日言及する。この感覚についてはあまり認めたくないですが、年上の男性の凄さは認めても良い、のような、ホモソーシャルななにかが働いている感じはします(女性のブログに言及できないのはまた別の理由からですが説明しません)。以上の洞察は全て内観法から得ました。
ネット上において、年齢や性別を気にしないことが美徳であるというような感覚は理解できますが、たとえ正確には年齢や性別が分からないものだとしても内部処理的にはバリバリに織り込み済みに処理されていて、中性的な声はあっても男性なのか女性なのか分からない声はない(分からなくてもどちらかとして処理している、と私は思う)のと同じように、全ての日記は性別と年齢を付加して処理されている、のではないか、良い悪いではなく、そしてそれは大部分の人にとっても同じなのではないだろうか、と思うわけです。性別に関する判断を誤らせるような行為は多くのメタブロガーの逆鱗に触れるし、そして、もしも多くの男性は年上の男性のブログに対しては言及しやすいと感じているとしたら?
もしそうだとしたら、私は年齢を重ねることを歓迎できなくなります。仮に言及されることがあってもこれは私の年齢故であり、私のブログ力によるものではないのだから喜べない、というわけです。であるなら、私は如何に年齢が低く見えるような文章を書くか、ということを重点的に考えるべきなのかも知れません。