なかさきさん語録(0)

ハロープロジェクト新春コンサート公演ワンダフルハーツに行きハロプロ熱が高まったのでハロプロ日記を書きたいと思います。
ハロプロのコンサートと言えば最近はオタ芸が脚光を浴びているようです。オタ芸というのは、コンサートなどの際に観客が集団で行う律動体操のようなものです。僕はやったことがないので、なぜそれが行われているのかはよく分からないですが、非常にトライバルな雰囲気があり、間近で見ると圧倒されます。実はドイツ人画家によって20世紀に創作された舞台芸術であるケチャと同じくらいにはトライバルだと思います。
オタ芸以外にもハロプロコンサートでは非常に様々な独特の風俗が観察されるのですが、そのうちの一つが好きなメンバー(推しメン)の写真を身にまとう、というものです。大きく印刷した写真を前掛けのようにしている人や、何十枚もの写真をスケイルメイル状にして身に纏う人がいます。こちらの風習には一つはっきりした利点があって、他人の推しメンが誰であるかきちんと把握していれば不適切な発言を避けることが出来ます。例えば、僕は矢島さんと村上さんが組になっているところを見ると学級を正面と裏から完全に掌握している二人組(担任も敵わない)のような想像をし、恐ろしいなぁ、じっとしていよう、と思いますが、村上さん推しの人の前ではそういうことを間違っても口に出さない、とか。
写真を身にまとうもう一つの利点は如何に自分がそのメンバーを推しているかをビジュアル的、金銭的に誇示できるという点にあります。僕は中島早貴さん(以降、なかさきさん)推しなのですが、昨日もたすき状になかさきさんの写真を装備している人を見て負けた、と思いました。たすきというか、まるでランボーの弾帯のようでした。写真は見ても楽しいし、身につければ色々な意思表示にもなると言うことで非常に便利なアイテムだと思います。勿論、大多数の写真を身につけている方はなんとなく写真を身に纏いたいというピュアな欲求に従っているだけであり、ついうっかり写真を身に纏いすぎた、ということだけなのかも知れませんが、僕が昨日そのランボーを見て負けた、と思ったのは事実です。
それなら、私はなかさきさんの写真で作成したたすきを左右の肩にクロスするようかけるなどしてリベンジをするべきだろうか、とも思いますが、どうもそうではない。この競争には際限がないし、実際写真の収集というのはかなりお金のかかる趣味なのです。写真一枚一枚は100円から150円なのですが、グループ全員(7枚セット)でしか購入できない、出演者全員セットでしか購入できない(20枚前後)、下手するとプロジェクトメンバー全員セットでないと購入できない(40枚前後)ことがあります。もしくは、一枚ずつ購入できるが誰の写真かを指定できない、しかもまったく使い道のわからないグッズが一緒についてくるため写真一枚500円以上する、特定の日に特定の場所(東北地方、ハワイなど)へ行かないと入手できない(行けば確実に入手できるわけではない)、など付帯条件がついているため下手をすると自力で入手するためには万単位のお金がかかる写真も多く、あまり入れ込むと身を持ち崩す危険がある。
ということで、私は写真に関してはほどほどに収集することとし、かわりになかさきさんのオモシロ発言を全て完璧に暗記することにしました。明日から手持ちのなかさきさん発言を個人的にアーカイヴ化し、暗記することにします。そして暗記したオモシロ発言をさりげなく会話に混ぜることでなかさきさん推しを表明したいと思います。