右の頬を罵倒されたら、左の頬を差し出す(U)

Web上では特定の個人に対して何かを要求したり、"べき論"を押しつけたりすることは出来ない、全く出来ない、口にすることも出来ない、と言うところからスタート。ここで言う"出来ない"は意味がない言葉なので意味を与えておくと、私がそれをしない、出来ない、ということであなたが出来ないという意味ではありません。"人として"とか、"日本人として"とか、"Bloggerとして"やるべきこと、やってはいけないことが存在する、と思っている人はそれを基準に他人に何か要求することが出来ると思いますが、僕はそうでない、そうではないようにありたいと思っているので。
で、それでも私は他人の言動(行動と言動と言ってはいけません、意味が重なっているので)に影響したい、コントロールしたい、と思うことがあるので、そのためにはどうすればいいか、何が出来るか、を考える。他人の言動に直接影響を与えることは出来ない(○○禁止、とは言えない)のだから、他人の行動に繋がっている諸要素に影響を与える方法を考える。この時点ですでに目的(他人の言動に影響を与える)と、実際に言うこと(他人の行動に繋がっている諸要素に影響を与える)が乖離しているので、先が思いやられますが仕方ない。気になるなら行為の目的を併記すると良い。つまり、「私は○○氏のこのような行為がむかつくので止めさせたいと思っています。それとは別に、△△は××です。○○氏が△△が××であることを知ったらこのような行為を止めるかも知れないと推測したので、私はこの文章を書きました」。一分の隙もない。
他人の行為に繋がる要素は沢山存在するので、私がとりえる選択肢は複数存在する。とりあえず三つ考えた。

1.嫌悪感を表明する(罵倒)

「死ねばいいのに」とか。もしその他人が、他人の嫌悪感に配慮する人だったら、それだけで行為を止めるかも知れない。そうでなければ別の方法を考える。

2.認識の誤りを正す

他人がその行為をしている、してもよい、するべきだ、と考えている理由が事実でない場合は、それを指摘することで行為を止めるかも知れない。"俺の方が知ってるよゲーム"。あるいは、事実を正しく認識しているが、そこから行為に繋がる道筋が誤っている場合、それを指摘することで行為を止めるかも知れない。"俺の方が頭良いよゲーム"。

3.過去の"べき論"との矛盾を指摘する

過去にその他人が、なにかの"べき論"をBlogに書いていた場合は、彼自身は当然それに従わなければいけないので、それを指摘することで行為を止めるかも知れない。"俺の方が頭良いよゲーム2"。この場合、重要なのはそれを指摘する私は別にその"べき論"に従っていなくても良いし、その"べき論"が正しいかどうかも気にする必要がないという事です。なぜかというと、道徳の基本ルールは自分を特別扱いしないことなのだから、彼は過去に主張した"べき論"か現在の行為のどちらかを捨てなければならない。"べき論"の方を撤回するならまた別の方法を考える。