インターネットのすごさについて(1)

何故足が下にあり、背中がうしろにあるのか知っていますか。私が私の体の中のいったいどの辺にいるか、というと、大体右目と左目の真ん中で、正面を向いています。これは何故かというと、人間の得ている情報は視覚による物が最も多からだそうです。インプットの一番多い部分に自分がいると感じているのです。脳がだいたいその辺りにあるからではないのです。脳がお腹の辺りになくて本当に良かったと思います。脳がそんなところにあったら、自分は目の辺りにいるのに、お腹の辺りから操られているという感覚が振り払えなくなって困ったかも知れません。そんな風に人間をデザインしなかった高次の知性に感謝するべきです。
そして、私の意識が目の辺りにある、というのは錯覚でしかないので、意識は体の重心に存在した方が合理的だという理由でお腹の辺りに意識を移すことも可能であるように思えます。これは歯の治療を受ける時に有効な手法で、ドリルの恐怖が和らぎます。多少、遠くで起こっている出来事のように感じられるので。
この訓練をどんどん進めていくと、実は意識は体の中になくても良いのではないか? 自分を上空から見下ろしているという感覚を持つことだって可能なのでは? これは確かに実行できます。僕はこの手法で宇宙に意識を飛ばせます。