ハロコンDVD(HE-07)について(2)

正直に言うと、二回戦以降には一回戦、須藤 v.s. 菅谷ほどの衝撃はありません。基本的に「なにか一言 + 表情」で勝負するというまっとうな形式に回帰したからです。一回戦の異常な面白さは主に須藤さんに由来していると思いますが、相手が菅谷さんだったのも幸運でした。菅谷さん以外で、須藤さんのあの行動についていけそうなのは、良く壊れるという熊井さん、何に付けても意識の高い嗣永さんくらいではないかと思います。他の方は傍観者になってしまいそうです。どうだろう。かりに、あのとき須藤さんの対戦相手が夏焼さんだったとして、その対決の行く末がリアルに想像できるでしょうか。夏焼さんはおそらくどんな場合でも勝ちに行くので、あの状態の須藤さんに対しても真剣な策を練ると思います。だから、傍観者にはならないかも知れません。それがどんなものになるかは見てみたかったし、須藤 v.s. 清水、須藤 v.s. 石村、須藤 v.s. 須藤、なども想像するだけで楽しい。自分と全く同じ能力を持つ相手に対していったいどう立ち向かうか。
また、二回戦以降では特に「怒」の表情のみが格段にリアルな台詞、表情になっており恐ろしいのも特徴です。一回戦ではどちらも食べ物、飲み物の恨みでしたが(というか須藤さんは「楽」以外全てお団子とおせんべえですが)、二回戦以降ではもっと普段使いされていそうな怒りの表情が出てきます。「勝手に呼び捨てしないでよ!」「うちの悪口いうのやめてくんない!」など。想像でしか知りませんが、女子集団の中にあるという政治的な闘争で使用されそうな文句、表情ばかりで、実際にあんな事を言われるのを想像しただけで登校拒否になりそうです。