ウケるブログセミナーのレポート(追加)

セミナーの楽しさはよく伝わってきたが、質問で泣いた(様に見えた)人のくだりが説明不足にすぎる、というご意見をメッセで頂戴したので、より詳細な説明を追加します。確かに滅茶苦茶な異常事態が発生したわけではなかったのですが、何か理解できないことが起きている、という不思議感は非常に強かったです。種が分かっている今から思い出せば、当然の成り行きでしたが……。それほど詳しく書かなかったので、確かに昨日のレポートだけでははっきりとは状況が掴めないと思います。
ただ、僕は昼食時に摂取したアルコールで軽く酩酊していたし、メモ帳をカバンに入れっぱなしにしてしまい、仕方なく携帯電話でメモを取っていた、という事情があるので、今日のレポートには多少事実と異なる部分があるかもしれません。メモ帳をもたずに講演を聞くなんて控えめに言ってもはてなダイヤラー失格です。酒はみんな飲むのかと思っていたら、なぜかそういう雰囲気にはならず、僕と隣席の方が軽くビールを飲むに留まったのも想定の範囲外でした。
また、そういう事情ですから、以下に記述される出来事は(こと、アルコールに関しては)ほぼ全員が素面の状態で発生しました。

朝から(押さえ程度に)

<質問者>の眼から不意と涙が零れ落ちたのはもう正午過ぎ、質疑応答時間のことですが、そこだけ説明しても事態の唐突さ、巻き起こった混乱は理解できないので、まずは、軽くその日朝から起こった出来事をなぞっておくのが良いかと思います。早朝8:45、有楽町駅に集結した40人弱の一大ブロガー集団とセミナースタッフを乗せて、ブログバスは出発しました。バスの中でひたすら僕が気に病んでいたのは、どの人がスタッフでどの人が普通の客、ブロガーなのかということです。バスに乗り込んだ直後は全ての人がスタッフ、もしくは<集団で参加したブロガー>に見えました。単独で参加したにしては余りにも周囲と親しすぎるブロガーが多いように見えたからです。後でわかったことですが、実際にはほとんどが本当に単独で参加したブロガーでした。酒も呑まずに周囲と打ち解けられるなんてブロガーらしくない、と思いますが、その日そこに集まった方はそういうコミュニケーション能力/対人能力の高い(次の十年向きの)ブロガーばかりだったと言うわけです。
バス内で行われた講演は三つ。このあたりまではちゃんとメモをとっていました。そのせいでバス酔いして辛かったですが。

さきっちょさんによる人を惹きつける文章の書き方についてのお話。

これはもう皆さんと同じ感想になってしまいますが、「更新のネタに困ったら、変顔の写真を載せて「アベバベバー」とか書いておけばいいですよ」というのが衝撃でした。パンがなければお菓子を食べればいいじゃない、的な発想です。

はあちゅうさんによるブログのトラブル解決法についてのお話。

2chのスレッドや、コメントに対してバス内で本気で怒っている(ように見えた)のがすごく面白かったです。自分でも、怒っている自分を楽しんでいるような所がある、と仰っていて、ポジティヴだなぁ、と思いました。

シークレットゲストさんによるインターネットで儲ける技術についてのお話し。

学生起業家さんの話。全世界のシニア向けサイトを二千サイトもチェックしているそうです。これはほんとすごいと思いました。

宿に着いてからは、宿内、温泉の案内、入浴と続いて和気藹々といった感じ。露天風呂から大浴場に向かう途中で、大浴場の端に座ると庭から裸が丸見えだから気をつけた方が良いよ、と忠告してくれた方が、後で場を混乱に落とし込んだ<質問者>さんでした。というのを今思い出しました。親切な方でした。
風呂から出たあとは、休憩、昼食。昼食時には別会計で飲酒が可能だと聞いたので、ビールを飲んでいたのですが、僕と隣の方しか呑んでおらず肩身が狭かったです。NHKラジオの方が取材に来ていたのでインタビューの様子を眺めたりしながらぼんやり。昼食はそんな感じで和気藹々としていました。

講演

メインとなるセミナー自体は想像したとおりの和室で全員座布団に座って聞く形。前方にホワイトボードが置いてあり、水野さんがマジックで色々書きながらしゃべります。水野さんの名古屋弁がいやに懐かしい感じだなぁ、と思ったら、中学高校の先輩でした。二歳違いなので同時に在籍していた計算になります。講演中のエピソードで、高校の同級生で授業中に自慰行為を敢行した強者が居る、自分は彼を目指して今まで頑張ってきたが、彼は今銀行員をやっている、自分は彼を目指した結果今こんなだ、という話をされていました。実は、僕の同級生にも、授業中に自慰をした男が居ます(目指したことはないですが)。とすると、授業中に自慰をする男というのはわが母校の伝統であるか、もしくは、中高一貫の男子校にならどこにでも見られる都市伝説の類なのかなぁ、とか思いました。下ネタも結構多く、僕は名古屋ローカルのタレントさん、鉄崎幹人さんを思い出したりしました。鉄崎さんも先輩です。ダッチワイフの話題が出た時に、向かいの席の女性が隣の人に"ダッチワイフって何ですか?"と聞かれて躊躇なしに答えていたのが面白かったです。セミナーはそんな感じで和気藹々とおこなわれました。ただ、このとき全く笑っていない方が数名いて、気にはなっていました。全員ノートパソコン等持参だったし。

質疑応答

さて、質疑応答です。質疑応答で出た質問は余りよく覚えていないのですが、まぁこれも和気藹々としたものでした。「なんでそんな人の前に立って平気でしゃべれるんですか?」とか。そんな中、突然飛び出したのが、<質問者>さんの質問です。最初は、「あなたのトークは"逆に言うと"と言いながら前後の文章が全く逆接になっていない。メチャクチャではないか」というものだったと思います。この時点で、大半の人はなにが起こっているのか理解できず、きょとんとしていました。ようやく質問の内容を理解した水野さんが、「あーいや、逆にって言いたくなってまう時もあるやン?」的に、返したところ、「そうやって、どんどん話をずらしていくんですよね! もっとまじめに掘り下げたりするかと思っていました、何とか云々」と質問が続き、途中で涙目になって(いるように見えた)のもあって、事態を憂えたはーちゅうさんが「何で泣いてるんですか!」と突っ込み、その場は何となく流れた形になりました。僕はとても興奮しました。なにが起こっているのか全く理解できなかったからです。何であんな質問をしたんだろう、どうして来たんだろう、なにか義憤に駆られているようにも見えたけど……。その後は何とか元の雰囲気に戻そうとする水野さん、はーちゅうさんと大多数の参加者、なんだかわくわくして事態を眺める人数名、という感じで質疑応答が続き、事態は一度沈静化したように見えました。が、終盤になって再度<質問者>さんが挙手、水野さんは「え、大丈夫ですか。僕らも雰囲気良くしようと頑張ってるんで……」みたいなことをいい、しかし<質問者>さんは今度は冷静に問いつめる感じで、「閲覧者がもっと増えたら金儲けしようとしたりするか」「金と読者はどちらが大事か」のような質問をし、水野さんが答えていました。
なんだかウケないレポートだし、ハシャいでるみたいですいません。追加分は以上です。