引用日記

この世で一番大切なものはラブでわたしにはラブが必要なのだけれど、実際のところラブというのはアクセス数に他ならない。このことは検索エンジンからのアクセスの検索ワードがほとんど性愛関連であることからも明らかだ。つまりウェブサイト≒わたしへのパッションを具現化した数値というのがアクセス数で、かつて不可算名詞であるとされていた愛という概念にブレイクスルーをもたらしたという点においてアクセス解析は愛に関して偉大な貢献をしたといえる。

僕ははてなダイアラーなので勝手にアクセス数≒被アンテナだと解釈して話を進めます。ここに描かれた、被アンテナ≒アクセス数を媒介として表現される愛は日記仲間に対する愛、同胞愛に分類されるものです。同胞愛と、恋愛神話において定義される異性愛*1の大きな違いは双方に唯一性を求め合うところにありますから、WEB上における愛の表現としてそれを全うするならば、勿論それはサイトが一つしか登録されていないアンテナという形をとることでしょう!
アンテナが持つ表面上の目的はサイトの更新をチェックすることです。サイトが一つしか登録されていないのであれば、アンテナをリロードするより、登録されているページをリロードする方が手っ取り早いですから、それはもうアンテナとしての役割は完全に放棄していると言えます。が、それによってまたさらに表現される愛が強まるというものです。
このように奇跡的な愛の表現、サイトが一つしか登録されていないアンテナ、純情アンテナが存在していたのを僕は過去に一例だけ知っています。日記主に迷惑がかかるといけないので、ここには書けませんが、そのアンテナにはとあるはてなダイアリーがたった一つだけ登録されていて、驚くことに日に何度もそのアンテナからアクセスがあったそうです(更新してないのに!)! 更新されていないのに行われるジャンプ、無私な跳躍についての話を聞いて僕はそのとき大変感動しました。

*1:別に同性でもかまいませんが、同胞愛と区別するために異性愛と表記しています。恋愛でも良いです