ネッ友について考える(0)

リア友/ネッ友に違いはあるのか、違いがあるとしてそれは一般化できる違いなのかに付いて考えるコーナーです。文章をまとめる力がないので思いついたことをぽつぽつ書いていく形式になるかと思いますが、よろしくお願いします。

定義

ネッ友の定義ですが、まだ辞書にも載っていない新しい言葉なので勝手に決めてしまいたいと思います。僕が考えたいのはコミュニケーションの性質からくるネッ友/リア友間の違いなので、知り合う契機がネット上だった、というのは定義としてふさわしくないようです。細かく説明していくとこれから話したいことを全て話さないとネッ友の定義が終わらないので、定義だけ先に示しておきますが、「ネッ友とは掲示板やコメント欄など第三者が閲覧可能なネット上の箇所のみでコミュニケーションが完結している友人」です。
ですから、メッセンジャー、あるいはメールでの交友がある人はネッ友ではありません。これはかなり苦しい定義ですが、たとえば、「主な交友手段がネット上に存在する友人」あたりまで制限を緩めてしまうと僕にはリア友が一人もいない計算になってしまい、ネッ友とリア友の違いを考えるどころの騒ぎではなくなってしまうのでご容赦願います。

ミニコラム

足跡を付けた癖にコメントを残さないと言って怒る人もいれば逆向きに極端なパターンもあるということで僕が今までに見たもっとも濃密なネット発コミュニケーションの現場について書きたいと思いますが、それは新宿の居酒屋清瀧です。2chオフ板の人が毎晩集まる居酒屋として有名だったので一度だけその時間帯に訪れたことがあるのですが、僕が話を聞いたある中年男性は一ヶ月に二十回も清瀧を訪れたそうです。一週間に十日来ても二週間かかる計算です。仕事の忙しい父親は一ヶ月に二十回も子供の顔を見られない場合も多いでしょうから、友人どころか家族より親密です。しかし、その後色々な騒動があり出入り禁止になったと聞きました。これもまた一種の家庭崩壊といえるでしょうかね、というお話でした。