サイボーグ消費者

K2Da2005-02-02

iPodウォークマンと異なり、「複合エンターテインメントのマトリックス世界」に入り込む。この世界では、シャッフル再生のような機能が重要な構成要素となり、単なる魅力的な商品では終わらない。

ギースラー助教授は、iPodユーザーが自分のiPodに名前を付け、体に密着させて携行することに注目する。ハードディスクの振動が、この機械に生きているような感触を与えているのだ。 「iPodが自分の一部になってしまったという言葉をよく耳にする」とギースラー助教授は話す。「iPodはもはや機械でも道具でもなく、自分の一部になったのだ。身体の拡張であり記憶の一部となっている。もし紛失したら、アイデンティティーの一部を喪失するのと同じだ」

この記事だけ読むと、サイボーグ消費者のもつガジェットはiPodよりも3Gな携帯電話の方が全然ふさわしいように思える。日本ではいまだにiTunesから曲を購入することは出来ないし、携帯電話の方は極端に進んでいる(?)からそう思えるんだろうけど。僕の使っているTu-Kaの二年前の端末ですら毎日毎日僕の消費生活を支配しようとして様々なメッセージを受信しているし、なんと言ってもハードディスクの弱々しい振動とは違って携帯電話は能動的に震えるのでもっと積極的に携帯電話との親密さを高められそうです(そしてレジーナ・リンにレポートして欲しいです)。