書こうと思ってた日記案

まず、最初になにかの歌詞を引用します。何でもいいです。僕ならアジカン(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の「アンダースタンド」を引用します。

軋んだその心、それアンダースタンド
歪んだ日の君を捨てないでよ

嘆き合って迎える朝焼けで消えゆくその想いを
ふとしたことで知る無力さでほつれるその想いを

濁った目の先の明かり消えぬ街角
宿ったその心、絶やさないでよ
響かない君の先の見えぬ明日も願うよ
きっといつか……

それアンダースタンド……。そして、自分ともう一人、昔の友人が登場する思い出日記を書きます。どんな思い出でも構わないですが、出来るだけ平板で特に面白いような事も起こらず、懐かしさだけで少し寂しくなる、というような思い出が良いと思います。で、日記の締めとして、

その時から○○は、何か悲しい事があると風船を一個、買うようになった。いつかそれが沢山たまって、自分の体を浮かせるぐらいになったら、空に飛んでいってしまうのだそうだ。

で終わります。どうですか!? これは本当に面白い日記になるのではないかと思いますが、残念な事に「その時から〜〜飛んでいってしまうのだそうだ」は爆笑問題太田光さんのエッセー集、「ヒレハレ草」からの引用*1なのでこのままでは使えません。
僕も犯罪にならない程度に改変できないだろうかと色々考えたのですが、全然駄目でした。
駄目だなぁと思った例:

その時から○○は決して泣かなくなった。いつかその時が来たら貯めていた涙で全てを洗い流すつもりらしい。

それ以来僕は何か悲しい事があるとくず折れて一掴みの土を持ち帰ることにしている。ぼくの部屋はもう腰まで悲しみの土で埋まってしまった。

爾来、僕は空を飛ぶために赤や緑の小さな羽根を集めつづけている。

発想の幅が狭すぎる……。こんな事ばかり考えておりすいません……。太田さんは天才だ。

*1:原文では"○○"は"田中"です