(2.2)

投票とは最終的に単なる数字として集計されてしまう政治的な行動であると同時に、自由時間を幾らか割いて暑い最中に投票所まで赴き紙に印を付け投票箱に入れる(行った事が無いので想像です)という身体的活動でもある。今日の日記はあまりにも身体感覚を失っているのでここで一つ運動としての投票についてフォローしたい。僕が投票を割に合わない行動だと感じる、一側面、デメリット側は主にそこに存在するわけではあるし。
さて、運動としての投票はデメリットであるだけではなく、特定の属性を持つ人種にとっては強力な投票行動への誘因ともなる。それはつまり、合法的に小学校に侵入する唯一のチャンスである、という点だ。最近は小学校の運動会も監視の目が厳しく、父兄である事が証明できなければ撮影はおろか、応援も出来ないらしい。たとえ小学生が一人もいない体育館であっても特殊な性癖を持った人間にとっては貴重な機会である、という話を昨日友人に聞き、こいつは一体本当に大丈夫なんだろうか、と思ったが、そういう理由で投票に行くのは比較的わかりやすいと言える。