津田
勿論ただ日記について考えるわけではなく、オモシロ日記を書こうとしている人、オモシロ日記を書いている人の日記について考えます。興味深い日記ではなくではなく、おかしな日記で、しかも現実に存在するものについてコメントすることでオモシロを作るのではなく、文章自体がオモシロ、のようなタイプのオモシロ日記です。僕がそれに憧れているからです。
津田
これに最適な題材はなんでしょうか? 実は僕の日記です。なぜなら、僕はオモシロ日記を書こうと思っていて、オモシロ日記を見つけたらただちに模倣しているので、そこには僕の考えるオモシロ要素が凝縮されて存在しているはずです。それが成功しているかどうかは置くとして。
津田
しかし、もし僕が全くの他人として僕の日記を読んで面白いと思うかはまた別の問題で、多分面白いとは思わないだろうし、それよりまず先に読まないだろうと思います。理由としてはまず第一に、そして致命的なことに、僕は男の日記が嫌いです。第二に、ここのように僕が僕がと頻出するような一人称過剰日記は好みではありません。下ネタと攻撃的な記述が少ない点は評価できますが、それ以外はどうにもこうに。
津田
とは言ってみたものの、正直な所全く予想がつきません。継続して読むことは確実に無いと思いますが、どういう風に感じるかが全くわかりません。皆さんは自分の日記を読むと思いますか? もし生まれ変わって自分の日記を読んだら面白いと思うでしょうか? これは日記書きとして一度真剣に考えてみなければならない事だと思います。
津田
少し視点を替えて、自分の日記に似た日記を読んでいるか、という事を考えてみます。しかし、それでも結局自分の日記に似た日記がどれだかわからない、という事実に突き当たります。第三者視点でみると似た日記は沢山在るんだろうと思います。なぜならはてなには3万近い日記が存在しているからです。そうすると、似た日記はある、しかし僕は似た日記が思い当たらない、つまり、僕は似た日記があるにもかかわらずそれを敢えて読んでいない、という事になり、つまり僕は僕の日記もまた読まないだろう、という事がわかります。証明終了。僕の日記は「事」が多すぎです。
津田
僕は僕自身が読まないであろう所の僕の日記を使ってオモシロ日記について考える、という事になりますが、権利的にも完全にシロなので我慢します。とは言うものの、やはり自分で自分の文章の特徴について考える、というのはどうにもやりきれません。まず読むのが嫌です。それに、あまり発展性がないような気がします。やっぱり他人の日記が良いでしょうか。こんなとき、権利を放棄した日記があったら心置きなく転載して色々考えてみたり、同じ内容を自分で面白いと思う内容に書き直して遊んだり出来るので、権利放棄日記が増えるといいな、と思います。ちなみにどこにも書いてないですけど、僕は放棄しています。正確に言うと、権利を行使しない事を宣言しています。権利放棄宣言クラブ、というはてなダイアリークラブを作って、日記を改竄しあったりしたいです。どなたか参加者はおられませんか。