大塚愛さんについて(2)

しかし、僕が石川弁に魅力を感じたのは、その舌足らずな、幼児語的な響きにあるかもしれず、その意味でこの曲は飛び道具と言われても仕方がないと思います。いくらなんでも、幼児語で楽曲を構成するのは無理だけど(僕は魅力的だと思いますが)、方言はまだ許容され得る。
幼児語に似てるけど幼児語ではないものとしては、他にも、ペットに話し掛ける時の口調、があり、それまで立派に大人語を喋っていた人が突然「〜〜でちゅねぇ」などと言い出すのはとてもかわいいので、ペットに話し掛ているという設定、を使用すれば合法的に幼児語の楽曲が作成出来るのでは! そして僕はここで気付いたのですが、大塚さんのアルバムには既にペットを題材にした「ハニー」という曲が収録されていて、本当に抜け目ない作りだと思った。