作家志望である事について

二月くらいまで作家志望だったと書いてありますが、よくよく思い出して見るとここの日記にも「キャラクター小説の書き方」と「物語の体操」について記述したという朧気な記憶があるので最低でも四月までは作家になりたいと思っていたようです。未だに会社で「今年中に新人賞獲って辞めるんじゃなかったの?」などと嫌味を言われるので一刻も早く忘れろ!!忘れてください。まだ三ヶ月有るし。
でも実際、まだ諦めたわけではないですよ。私がわざわざメアドを曝しているのは馴れ合いメールが欲しいからではなく*1、スカウトされるのを待っているからです。何処かの敏腕編集者の目にとまって異例のスピードでデビュー、即各紙日曜版書評欄を席巻、というような事態があるかもしれないと思っているから記載してあるんです。心の何処かではそんな事ある訳無いじゃん、と気付き始めていますけど、いやいや、夢を諦めてはいけない、でもこれは夢といえるようなものですらもなく、もっとなにか努力してから言えって感じです。そもそも私は小説を読むのも余り好きではない、めんどくさい、という事が致命的な弱点だと思います。
それで、四月頃はまだそういうような建設的な動機も混じっていたので日記を書くと文章が上手くなるかも知れないと言う幻影に惑わされていたんですが、やはりそうでもないようでした。人にまとめていただいた文章の方が数倍分かりやすく、「ああ、私はこんな事が言いたかったのか…」と気付かされるという事態に至り、改めて衝撃です。私が真剣に文章上達に向けて努力できないのは、「なんでこいつはたかが日記書くのにこんな労力使ってんの?」と言う風に思われるのが嫌だ、恥ずかしい、という感情にも由来していると思うのです。しかしながら実際にはこれでも結構な労力を日記書きに投じているのであり、そんなに速く書けるわけでもないので今日もここまで書くのに既に30分を要しています。だからどうせ時間かかるんだからもっと真剣にやった方が良いんじゃないの?ってよく思うんですけど、全く実践できません。ですから、真面目な長文を日記に書いている人を見ると羨望と嫉妬を覚えます。と言う感じです。
まぁでも気を取り直しまして作家になるためにとりあえず小説に近い文体、一人称固定視点現在形で明日から日記を書こうと思います。でもそうするとどうしても「キーボードのAというキーを打鍵するとディスプレイに"あ"と表示された。」とか書かざるを得ないわけで、それ以外のこと、実際に体験した出来事について書こうと思うと少なくとも時制に関しては嘘を書かなきゃいけないわけで、なにこいつ日記に嘘書いてんの、という話なので無理だと思います。妻がいる事にしようと思ったときも同じような事を考えていたのに結局出来なかったし…。
それに私も明日の早朝から山梨に行くのでどうせ日記書けないんでした。台風はもう来ないと思いますが、近くに建設会社従業員の死体が埋めてあったらしいのでそれが怖いです。

*1:一通も来ないし