焼肉の事

父親の引越しを手伝いに大森へ。弟は試験中だから、という理由で来ないらしい。俺の残業時間が今月何桁に達しそうか知っているか!?と思ったが、僕も高校までは近所でも稀に見る素行優良児として通っていたほど根は善い人なので、だれも手伝いに行かないとさすがに可哀想だなと思って手伝いに行った。父親のパソコンはVAIOだった。NECのCanBeは使いこなせなかったが、VAIOはきちんと使えているらしく、甥っ子の写真を嫌になるほど見せられる。父親のデジカメはCAMEDIAのUltra Zoomで、正月に見せた僕のDMC FZ-1に対抗して買ったに違いないと思ったが其の事には触れなかった。
自分の部屋も掃除しなければならないので夕方には帰ろうとしたのだが、やっぱり、「焼肉でも食いに行くか?」と言われた。父親はいまだに僕の大好物が焼肉だと思っていて、たまに会うと絶対、焼肉に行こうとする。確かに小さい頃、僕は焼肉が大好きだったが、それは焼肉が滅多に食えなかったのと、後牛肉が大好きだったので牛丼とかすき焼きとか全部好きで、今は味覚が大人にかわったから牛肉はそれほど好きじゃない。今はカレーとかラーメンの方が好きだ。「あんま腹へって無いから良い」つって断って帰ってきて今は自分の部屋を掃除しています。