魂の事

大体が、魂というものを知ったときから魂なんて物は無い物だとして教わっているんで、子供の頃から魂は無いんだと思っていた。だから、転生を信じますか、占いを信じますかといったアンケートで半数近くが信じるという結果をみては世の中度し難いバカばかりだなぁなんて思っていたのだが、いや、思っては居ないけど不思議な事だなぁ、大体同じような教育を受けたはずなのに、やはり人によってそんなところから違いが生じるものなのか、と思っていたんだが、最近どうも魂はあるような気がする。
それぞれの文化によって魂のイメージってのは違うんだろうが、要するに身体とは違うところにその人間の本質はあって、それは体が死んだ後もその性質を保ったままどこかへ旅立ったり、永遠に地獄で罰を受けたり下等な生物に転生させられて罰を受けたり、兎に角いろんな方法で罰をうける。魂ってのはそう言うものだ。
僕は人工知能は余裕で可能だと思っていて、あと人間の意識をコンピュータか何かにコピーする事もいずれ可能になるに違いないと信じている。コンピュータに意識があるかどうかの判定はなかなか難しいが、2、3日観察して意識があるように見えたら意識があると思って間違いない。大体が、その辺のおっさんだって意識があるかどうかは判然としない。なんか喋ったりしてるから意識があるように見えるけどそう言う風に動いてるだけかもしれないから、コンピュータだって同じで大体意識があるっぽく見えたら意識があると思って大丈夫。そしてそいつが僕の記憶を受け継いでいて性格なんかも僕と同じで見た感じとかもそっくりで、周りの人間が「あいつもお前もお前だよ。二人居るじゃん」ってな風に思うんだったら、やっぱりそいつは俺なのでそいつと俺を繋いでいるものは今の語彙で言うと魂しかない。魂が二つに分かれたんだなぁ。そう言う意味で魂は有るんだなぁと思う。
というわけで僕が今度何かのアンケートで「魂を信じますか?」といわれたら僕は正直にYES!!!と答えなければならないんだがそれがすごく口惜しい。