散髪した
そろそろ暑くなってきて髪がうざったくて敵わないので髪を切った。僕は髪を切るときはいつもまず梳きばさみでがしゃがしゃってやってそれから部屋の中をざっと見回して普通のはさみがあればなんとなく整えてみたりして、でも大抵普通のはさみはいろいろなものをこじ開けるために使ったりしてどっかに行ってて見つからないのでとにかく全部梳きばさみでなんとかなるまで頑張る。その後頭を洗ってすっきりした気分で寝て、朝起きると枕の周りに髪の毛が散らばっててびびる。
そんな風に適当に切ってもほとんど人にばれないのは僕の髪が結構な癖毛でなんだかゆるいパーマを当てて無造作風にしているのかもしれない、と思わせるだけの勢いがあるからなんだけれども、実際は気付いていても可哀想で口に出せないのかもしれない。でも僕の髪の毛はある意味で真の無造作ヘアーでもあるからそれは誇りに思っている。
僕がはじめて髪の毛を自分で切ったのは大学二年のときで、再履修の語学でクラスメートだった桐嶋君がいきなりすっきりした頭で講義に出てきて尋ねてもいないのにべらべらとこれは自分で切ったんだと吹聴するのを聞いたのが契機だ。桐嶋君はその他にもしけもくを拾うならライブハウスが良いとか色々な事を教えてくれたが、彼は語学を再々履修になってしまったのでそれ以来あっていない。家に帰ってからまだ梳きばさみも持っていなかったので普通のはさみでがつんと切ったら兎に角頭が変な具合になってしまったのでそのまま美容院に行くと「これ自分で切ったでしょ?後髪がないよ?」とか叱られて凄くむかついたのでもう一生美容院には行かないと思った。一回だけパーマかけに行ったけど、そもそも美容師の人って住んでる世界が全く違ってそうで普通の会話もきついのでどうせいかねーや。
あたしから言わせてもらえーばー*1髪の毛なんて毎日生えてくるんで毎日少しづつ切っていけば取り返しつくし、自分で切ったらよくね?男の髪型なんて誰も気にしてなし。