集団球技とコンピューターゲームにおけるライン、スコアについて。
最近、勉強のためにDOTA 2を練習しているんですが、DOTA 2(League of Legends等、ほかのMOBA系ゲームも)はスポーツ、特にチームで行う球技に似ている。
野球、サッカー、アメフトなどの球技では、大枠で、
- 集団で協力してラインを押し上げる
- ある点までラインを押し上げると、スコアが入る
- 最終的にスコアの多いチームが勝つ
という構造がある。野球で言えば進塁でラインを押し上げ、本塁まで到達すればスコア、サッカー、アメフトではボールの位置がラインとなり、敵陣の一番奥まで進めばスコア、一旦仕切りなおし。
良いプレイが直結でスコアに結びつくわけではなく、スコアになる前の戦況、ゲームの状況としてラインが存在する。
ただ、スポーツにおけるラインはボールの位置か、プレイヤーの位置として表現するしかないわけですが、DOTA 2はコンピューターゲームなのでここが非常に複雑にできている。
各陣営からプレイヤーが操作に関与できないミニオンの部隊が出撃し、中間地点で戦線を作る。お互いの戦力は均衡しているので、プレイヤーが関与しない限り戦線は動かない。プレイヤーは敵ミニオン、タワーを攻撃することで戦線を押し上げ、状況を有利にしていく。敵の本陣までラインを押し上げて破壊したチームが勝利。
単純なチームデスマッチとくらべて、ラインの押し引きにはより密なコミュニケーションが求められる、なぜなら特定の地点で押しすぎると逆に囲まれて不利になるので、ということで、プレイヤーの位置、アイテムの位置といった単純なポイントを駆け引きするのではなく、ユーザーが直接動かせないオブジェクトでラインを上手く実装して戦局を表現、陣取りにルールを寄せることでより集団で楽しく遊べるゲームが出来るのではないか。なんだか、近くそのようなTPSのゲームが出るらしいですが……。
あと集団球技はもちろん、全てのスポーツが苦手なのでDOTA 2は上手くなれそうにない。