波について

稲妻を見たら目を閉じて即座に数えだす。イチ、ニ、サン、シ……バーン!! カッ(目を見開く動作の擬態語)。雷を耳にしたらカウントアップを止めて、340倍する。すると雷までの距離がわかるのですが、稲妻に興奮しすぎて正確な60bpmが刻めないのと、複数目に入った閃光のどれがどの神鳴りに対応しているのか把握しきれず、なにがなにやらわからなくなるので、ほとんど上手くいきません。ただ、光った直後、続けざまに爆音が届いたときの高揚感はそれだけで凡百の気象現象から抜けているので、荒天の際でも音速豆知識は特に必要とされないのかもしれません。地震に対しても、縦揺れと横揺れの間隔から同じような計算が出来るそうですが、そもそも縦揺れというものを体感できた試しがなく、一度も実践できていません。また、wikipedia:地震波によれば、縦揺れ(P波)、横揺れ(S波)の他に、Love Wave(ラブ波)というものがあるそうで、速度については触れられていませんが、おそらく光より速いのではないかと思っています。乙女回路の中を流れていそう、でもあります。
とはいうものの、光の速度はこの種の計算において所要時間がほとんど無視できるくらいに大きく、実に一秒間で地球を七周半するレベルです。<地球を七周半>についてはじめて聞いたときは「光やばすぎ……」位の感想しか出てきませんでした。地球の大きさがわからなかったからです。しかし、Google Maps Street View*1で家の前の通りから衛星軌道までシームレスにズームアウトできる拡張感覚を備えた今となっては、<地球を七周半>では少し物足りない。光だったら、一秒で地球を軽く100万周はできると聞かされても信じられる。そうしたらラグももっと少なくなるし。でも、この場合は光の遅さを嘆くより、地球の大きさを褒め称えるべきかもしれません。史上最速の光を相手にしても一秒間に周られる回数が一桁。地球やばい。地球を大切にしていきたい。

*1:Googleに関連した話題で"狂信的"とかいう単語を使ってる人は宗教を舐めすぎ!!