フットサルその後(2)

K2Da2007-02-21

先日のフットサルが少し特殊な形で行われたことについて書きますが、それ以前に、普通のフットサルについて広く知られていないかもしれないので解説します。フットサルは5人対5人で行う球技で、相手側のゴールにボールを入れると一得点です。重要なルールとして手、腕でボールに触れてはいけないというものがあり、手、腕以外の部位はどこを使用しても大丈夫ですが、おそらく重力の影響から普通は脚をメインの手段としてボールを移動させることになります。この脚を使うところが実にもどかしいというか、あえて一番器用な手を使わずに遊ぶというのはとても普通とはいえない発想であり、その点こそがフットサルのルールの最も非凡なところです。
自分たちの場合は18:45頃終業、19:00前後に数百メートル離れたグラウンドに集合、ボールをパスしたりしながら人が集まるのを待ち、10人揃った段階で試合を始めます。チームわけはジャンケンです。集まりがわるい時は19:30前後の段階で見切りを付けて、4対4ではじめたりします。その場合は、ゴレイロなし、ペナルティーエリア外からのシュートなし、もしくは瞬間ゴレイロです。先ほど書き忘れましたが、ゴレイロという名前の手を使っても許されるポジションが各チームに一つずつ用意されています。あまり走る必要がないため、疲れてしまって走りたくない人が務めます。それからはチームを適宜組み直しながら20:55前後までひたすら試合を行い、撤収します。得点は特にカウントしていないため、実際には何点入ろうが問題ではありません。得点が勝敗に影響しないのでは、得点をとるというチームの目的が意義をもてないのでは、という気がします。しかし、もし得点を正確にカウントしていたとしてもだれもきちんと通算の勝敗を把握したりしないでしょうから、どの段階でゲームの意義が曖昧になるか、というだけの話です。試合時間は10分前後が多いです。
参加人数は多いときで15〜20、少ないと10ちょいですが、10人程度しかいないと交代なしでずっと試合をし続けることになるため、段々試合の間隔が長くなり、最終的にはカウンター時に走っている人が両チームあわせて2人、という状態になります。
参加者の年齢層は幅広く、20代前半から、一番多い20代後半、30代前半、ぽつりぽつりといる40代、一番上で50代、また、特殊なケースとして誰かの息子さん(小学生)が参加していたこともあります。ここまでが普段の様子の説明でした。ここから先が特殊なケースです。年齢層が幅広いとはいえ、常に参加者は男性で占められていたのですが、先日は女性が一人いらっしゃっていました。自然と敬語になった。その時は見ているだけで、見ているだけ、といってもとても寒かったので普通に参加するより全然辛いのであり、むしろ見ているだけの方が大変そうでしたが、とにかく見ているだけ。今まで服を忘れたので少し見て帰った人はいましたが、完全に見ているだけというのは初めてです。不思議な人もいるものだなぁと思いましたが、その方が今度は2人になって戻ってきて、最初はまた見てるだけで大変そうだなぁと思っていましたが、20:30過ぎからどうも参加することになった。面倒になったしあれなので細かく描写はしないですが最終的にどうなったかというと、ゴレイロがいてその正面に一人ずつ女性がいると。図参照。
直接シュートを打つと非難されるので、最終的には女性にパスを出して後は見守るだけ(守備側もあまり熱心には職務に従事しない)というルールになっていて、逆にセクハラではないか、と思ったけど凄いみんな楽しそうで良かったなぁ、と思いました。後その日だけでサークルだったら十個くらいは壊れそうだな、と思った。