Cutie Circuit 2006 一周目 / 横浜

アイドルファンの大変さを思い知った。起きたのが朝五時で、現着が七時過ぎ。会場前に整列、有志が作成したノートへ名前を記入するために整列、クイーンズサークルで整列、雨の降る中庭に移動して観覧車を眺めながら一時間半ほど整列、再度クイーンズサークルに戻りCD購入のため整列、集合時間前にもう一度中庭で整列(雨は降ってなかった)、集合時間が早すぎるため、会場内でも棒立ちで四十分。全ての整列は、実質一五分程度の歌と踊り、握手会のがため。一曲目 → 今日の抱負 → 二曲目 → 今日の感想。抱負と感想の間が10分程度なのには本当しびれた。
しかしもちろん、その分ライブ中は会場全体が素晴らしい勢いで盛り上がっていたと言い切れる。私の位置、朝七時過ぎに到着などぬるすぎるので二回まわし一回目の最後方、からは歌い踊るメンバーの姿はほとんど見えなかった。たまたま、なかさきさんの前方へは視線が通っていたため、時々顔を見ることが出来たのは幸運でしたが、萩原舞さんはおそらく一度も見ることが出来なかった。これは全てステージが低すぎたためですが、なにか意図がある低さだとしか思えなかったので、なにか意図があったに違いないと思います。その分、わっきゃない(Z)でメンバーが勢いよく振り上げる指先などは渇望の援護もあってよく見えた。そして、メンバーの手が視界にはいるのと同時に、風を切る音と、何かが首筋をかすめる危険な感覚があった。十分な質量を伴っていれば、の話ですが、それは人間よりももっと大きいタイプの動物も軽々と打ち倒しそうな勢いでなんども私の後を往復しました。その風切り音のタイミングはメンバーの手が視界に入るそれと完全にシンクロしていたので、すぐに私の真後ろで完璧な振りコピを実行している男の姿を思い浮かべることが出来ました。"たしかに、この男は自らの腕を完全に御する自信があるからこのように潔く手を振ることが出来るのだろう。その場合、演じられているのは振りコピではなく、℃-uteオリジナルの振りに十分な安全性を加味したアレンジバージョンだと言える。しかし、実際にはこの動きが計算によるものではなく、ほとんど忘我とも言えるメンバーとの相互作用によって維持されているとしたらどうだろうか。たった一人、例えば有原さんが振りを間違えるとその影響は甚大なものになるのでは……"。しかし、もちろんこの心配は無用でした。何故なら私もほとんどメンバーを見ることが出来ないのに、私の後で振りコピをしている男にメンバーの踊りが見えるわけがないからです。手は時々当たりましたがそれほど痛くありませんでした。それより、握手を片手ですると失礼に当たる、という話を聞いたので、今度から気をつけたい。時間をかけると申し訳ない気がするので無言、不自然でないレベルで全速、片手で通り抜けてしまっていました。それならもうイベント見るだけにしておけばよい、という話ですがそこまでは思い切れない。