はじめに

アメリカの大学生は全員政治的な立場がはっきりしていて特にディベートが凄い、みたいな話を中学生の頃に聞かされてやっぱアメリカはすげぇな、と思いました。「開発、投資、マーケティング、大衆化などの点で、米国が最高だということに疑問の余地はない。」(HotWired:米国を発展させてきた「革新者」列伝[])のにも納得がいくというものです。
僕は政治的な意見をはっきり持っている人や堂々と募金をする人に憧れていますが、何故か国外の情勢はおろか国内の政治にも興味がもてないし、なにか障害に見舞われた人に対しても関心をほとんど持たない。「なぜか」とか「感じる」が多いのはこれは何故か感じてしまうことだから説明も出来ないし、説得しようとしても反発するだけだろうという拒絶を表しています。
しかしいろいろ違和感を覚えるのも事実ですし、ここは一つ僕の考える良いセカイはどんなものかをはっきりさせてみたいです。目標がはっきりしていなければ立場を明らかにする事も出来ませんからね! 話は繋がっているでしょうか? ぼくは今日色々考えた末に理想の良いセカイについてじっくり考察してみよう、という結論まで特に飛躍せずに辿りついたのですが、そこが上手く言い表せたかどうか不安です。
もう一つ不安な事を付け足しておきますが、僕はどうも今の日本は最高に精神的に進んでいて、==進んでいる、というのは時間が経つと流れがちな方向にたくさん流れている、というだけのことで進歩しているという意味ではありません==特に僕なんかは色々な不条理なものに縛られていない当代でも最高に自由な精神を獲得しているのではないか、と思い込んでいる節がある、そしてそれを読み取られ見破られているんのではないか、という事が不安です。それは恥ずかしい。でもその勘違いはきっと皆がしていることです。だって自分で偏っていると思うんだったらそれは偏っていないってことですからね! その偏りを排除して思考する事も可能だと思い込んでいるんだから同じ事です。だから僕は世界でも最高に偏らない自由な視点から良い世界について考えたいです。