中村義作さんの解説から。P369。
扱っている内容は、高度なわりには記述が平易で、数学に多少でも興味を抱いていれば、中学生や高校生にも楽に読む事ができる。
第五章 抽象術。P139。
合同類の興味ある一例は、xの実係数多項式全体からなる集合の、x^2+1を法とする剰余類を作り、この剰余類全体の上に複素数の四則演算を写してみることである。
高一で挫折した数学が好きになるかと思って読み始め途中までは面白かったが、やはり数学ができる人は凄すぎてうらやましいと言う風な感じだ……。楽とは何か、興味を抱くとはどういう事かを考えさせられる。