日記と嘘

実は一日で書いた日記を三日に分けた、というのは嘘で本当は毎日日付通りに書いていたんだが、つい日記に嘘を書いてしまうのは何故だろうか。そしてそれは一般的なことなのか。実際に体験した面白出来事を書くのはありだが、本当はその光景を見かけただけ、とか、思いついただけ、の事を体験談として書くのは果たして日記と言えるだろうか。そういう事をしているといつか本当に面白い出来事と遭遇したときにその感動を上手く伝えられなくなってしまうのではないだろうか。しかし実際僕が最近遭遇した一番面白出来事は、隣席の人がOVA(オリジナルビデオアニメ)を会社の名前だと思っていた事で、これはVAをバンドの名前だと思い込んでいるのと同じくらいありがちな勘違いでしかない。
僕の携帯はここ一ヶ月着信が皆無だという話を自虐的に面白おかしく日記に書こうと思っていたのだが、実はお盆に母親から電話がかかってきたせいで着信0は達成できておらず嘘になるので書かなかった。また、僕には妹がいないので実体験に基づいた妹論を提示出来ないが、勝手に妹が(12人くらい)居る事にしたら叱られるだろうか。