ガチャフォースについて

ガチャフォースは発売日に購入して以来ずっと遊びつづけている。普通に遊ぶと簡単すぎてつまらないので、九回目のプレイ中である現在はデスボーグだけを使用して遊んでいる。デスボーグというのは特撮で言う戦闘員とかああいう感じの個性の無い陰気な格好をした怪人みたいな連中で、おしなべてとてつもなく弱い。ヒーロー側の到達点的ロボットであるマシンレッドは身長が26.5cmもあるのに比し、平均的なデスボーグは身長が10cm程しかなく、マシンレッドが本気で跳び蹴りすると一撃で吹っ飛び爆発して死んでしまったりする。分かりやすいように有名なゲームで形容すると、クリボーファイアーマリオと戦うくらいの絶望を想像してもらうと大体ぴったりだと思う。
そんなのではゲームとして成り立たないだろう、と思われるかもしれないが、ガチャフォースはコスト制を採用しているので、意外になんとかなるのだ。コスト制というのは、キャラクター一人一人の強さに比例したコストを設定し、総コスト内で好きなようにチームを組むという制度である。マリオはコスト300、ルイージはコスト200、残りのコストが600あるので、マリオを二体入れるか、ルイージを三体入れるか、それともノコノコを六体入れるか、と考えるのも楽しい。そうすると逆に、総コストを目一杯使っているのならデスボーグのみで編成しても普通に遊べるんじゃないか、と思われるだろうけど、コストの差を考慮に入れてもやはり強いキャラクターの方が圧倒的に強いので、なかなか歯応えのある難易度になるのである。なんせ、デスボーグ・ニューシリーズなんかは、ほとんど移動も出来ず攻撃力も低いのに、敵の弾がかすっただけで死ぬくらいの耐久力しかないので、こいつが何百体居たって人間の操るマシンレッドには絶対勝てない。でもコンピュータは馬鹿なので延々逃げ回りながら適当に弾を撃っていると勝ててしまう事があってとても楽しい。是非買ってやるべきだと思いますよ!