感想文について

どうでもいいことばかり言っているようで実は意外に本を読んでいる、のがカッコいいのではないかと思い、読んだ本の数だけさりげなく日付の横で報告するという方式を考案し日々実践しているのですが、やっぱり感想文を書きたくなってきました。
そもそも僕が感想文を書けないのは、インターネット上に溢れる感想文はどれも過剰に頭の良い感じで書かれており、僕が書きたい(読みたい)感想文はもっと頭の悪い感想文なので、たかだか感想文を書いたくらいで皆に見下されて生きるのは嫌だからです。
頭の良い感想文の見分けるのは簡単で、登場人物の名前が出てこない、まあ、名前は重要じゃないから良いにしても、その物語の中の人や、出来事に触れずに外っかわや、作者や位置とかそんなのばっかりに触れている感想のことで、僕はあまりそういうのを面白いと思わない(面白いと思うのもあるけど)し、もっと率直に言うと嫌いなんだけど、そういうのに憧れるのも事実で、それはそれがとても頭良さそうに見えるからですが、でも読んでいて面白いのは、あの魔法使いは極稀に思い出したように魔法を使うけど普段は全然使わないから本当は魔法が嫌いなんじゃないか、とか、最後の鷲(!?)に乗って満面の笑顔で飛んでくるシーンが面白すぎるとか、主人公の女の子が黙々と紙を千切っててかわいいとか、そういう感想で、だからそういう感想を書こうと思う。
これは別に小説や映画に限った話ではなく、ドラマや漫画だってそうで、僕は普段テレビはハロモニしか見ないけれど、色々な人の日記を読んでいるので、「プライド」というドラマに関して結構な量の知識を蓄えている。脚本は誰が書いているだとか、演出がどんな感じだとか、アイスホッケーをやっているらしいとか、それで今ホッケーが人気らしいとか、キムタクが出ていて、今度はメイビーを流行らせようとしているだとか、そういう事は知っている。しかし、皆はどの登場人物が好きで、その人はどんな性格で、いい奴なのか悪い奴なのか、誰の恋を応援しているのか、とかそういう事は全然分からない。キムタクが演じている選手は何かに怒って観客席にホッケーの弾を打ち込み観客を流血させるシーンとかあったそうなので、相当な怒りんぼなのだろうな、という事はわかったけど、それくらいしかわからない。だから、もっとそういう好き嫌いとかを全面に出した感想日記を書いた方がいいと思いますよ!*1
そういったわけで感想文を書こうと思っているのだけれど、まだ今日は規定の読書時間に達していないので今から読書をしようと思う。

*1:でもこれは僕の見てる所がちょっと捻くれた人ばかりだからそういう事を書かないだけかも知れない