字幕について

今もやっているか知らんが、昔土曜の夜に「めちゃめちゃいけてる」、という99のお笑い番組が放送されていて、そこでは番組の面白ポイント、例えば濱口さんのとぼけた発言等、を大きな字幕で画面に表示していた。めちゃイケは日本語で収録されているのに、字幕がついていたのである!これにはフォント弄りと同じ意図を感じる。つまり面白ポイントをわかりやすく指し示す、ということである。番組スタッフ等の笑い声にも同じ意図があると思われるが、こっちのほうがよりわかりやすく面白ポイントを指し示せる。
僕はこの字幕が大好きで、字幕が出るだけで腹を捩って笑い転げていたんだが、自称お笑い通の友人にはことごとく不評であった。友人曰く、お笑いポイントは俺が見つけ出す、指示されているようで不快、とのことであったが、僕はその裏に面白い事は分かるやつだけが分かればいいのであって、そんなに親切にする事は無い、誰でもわかるようになったら逆に面白くない、という意識の影を見たので彼等とは縁を切った。そういう意味では積極的にフォント弄りをするべきではないか、とも思うが、それは土台の可笑しさがあっての話なので、やっぱりやらない方がいいと思った。