小説について

ネットの投稿小説(二次創作ではなく、オリジナルなもの)を毎日読んでいた時期があって、多分二ヶ月で500本くらい読みました。原稿用紙換算で数枚のものが多いので、さくさく読めたのです。そうやってずっと読みつづけていると上手い文章とは一体なんなのか…という事が段々分からなくなってくるんです。それと、プロの小説家はやはり物凄い才能に恵まれていて本当に異次元の人たちなんだ、という事がわかりました。
それで上手い文章はなんだかわからなくなったんですが、安定して面白い小説と言うのもあって、それは童貞(だと思われる)の方の書かれたエロ小説と、時代小説です。
エロ小説も時代小説も枠や用語が固定されているので、文章一つ一つで見るとなんだか妙に上手いのに流れで読んでいくとどうにも可笑しくて仕方が無い、という事が多く、特にエロ小説の方は完全にファンタジーなので、エロ小説なのに愚息がぐったりしてきます。
そういう意図しない面白さを意図的に行えるようになれば素晴らしいと思うんですが、これは大変難しいので研究する必要があります。世の中の面白い物を見つけてきて突っ込みを入れたりするのは確かに面白いですけど先を見越してそういう研究をしておく必要がある。あと、大喜利的な技能を磨いた方がいいと思います。