最強伝説黒沢2巻を読んで

二日続けて日記を書かないというルールだけはなんとか守ってきたのですが、多分もう今ごろはてな、そしてワールドワイドウェブ中が黒沢の感想で溢れていて、早く書かないと人の感想を先に見てしまい臆して感想も何も書けなくなってしまうと思うので今日書きます。
後半(しづか編)は余りにも恐ろしいので特に感想はないです。中盤の、ファミレスでバカ受けするところは身にしみました。私も極稀にあのようなモードに突入する事があり、後で思い出して本当に嫌な気分になります。普段は呑んでも殆ど喋りません。
後はもうとにかく、「エロハンド」が面白く、しばらくなにかあるとエロハンドというと思います。黒沢は、独り者である、家族がいない、子供がいない、という事を非常に重く考えていて、逆に子供(+家族)さえ居ればなんていう?幸せ?であるという幻想を持っているんですが、私は特別そう思ってはいません。もう、他人と同じ空間で寝起きする、だとか、原則この人とは一生付き合っていかねばならない、と考えるだけで気が重くなるくらいで、結婚したいとは全く思っていないです。が、黒沢の気持ちはなんとなく分かる。学生の頃は分からなかったと思います。これは、子供がどうとか言う問題ではなく、もう死ぬまで人生の大筋が変わってしまうようなイベントは起きないんだろうなぁ、という事実から引き出されるなにか…。学生の頃だってそうだったわけですが、暇だから何でも出来るような気分だったからなのか、若干年齢が低かったからなのか、この事に気付いていなかった。
「ブッタトシッタカブッタ」とか「幸せに生きる十の法則」、「人間だもの」とか、そういう本の事を凄く馬鹿にしてて、PHP研究所とかからでてそうな感じの?すいません、読んだ事ないし想像で言ってて、後そんなタイトルの本が本当にあるかどうかも調べてないですが、そういう本が必要になるって事態が想像できないのに馬鹿にしてたわけですが、今は、そういう本を読んで感動する気持ちもわかります。母親の友人達はそういう人生に迷ってしまった人が多く、幸福の科学やったり、いろいろ、大変。うちの母親はいきなりフロイトの読書会?をはじめたりして、もうわけがわからない状態でした。うちの家族で一番普通だったのは多分僕で、次が弟だと思いますが、どうだろう、僅差で弟の勝ちかもしれない。で、今まではそういうのわかんなくて馬鹿にしてたわけですが、これからはそういう気持ちもわかるけど馬鹿にしていきたいという心持ちです。なんでかって言うと「クールじゃないね!」という事で、要するに説明できないですが、クールじゃない感じがするので駄目です。気の持ちようで幸せに生きようとする前に、もっとなにかやる事があるんじゃないの?という事を思う。そっちの方が良いんじゃね?みたいなね。その、「良い」というのが、どこから出てくるんだ?という話でもあるので、そこから考えると、あれなのでそこは置いとくんですよ。僕はアプリケーションエンジニアとって、TOEIC900点とって、凄いシステムの勉強して転職(転社)するんですよ!それか法科大学院にいくんです。そういうのもやる気がなくなったら改めて心の修行をして楽になろうと思います。それかアジアに逃げる。と言うような事を言い続けながら普通に老いていくような気がします。恐ろしい。