失敗

過去の日付(1978/07)でちまちま100の質問に答えていたんだが、思いっきり間違えて、昨日の日付で日記を作ってしまいショックだった。紳士に真摯に答えていけば相当な量の文章で答える事が出来るんじゃないかと思って最初のうちは頑張って書いていたんだが、全然そんな事は無くてそれもショックだった。「この日を削除」ボタンを押してみたいんだが、これを押すと今まで築いてきたフラットな感じが壊れそうで何故か押せないし、そもそも「この日を削除」って考え方が何か怖いので、こうしてなんとなくテキストボックスを埋めています。
僕ルールとして日記を書くときは最低テキストボックス一画面分を埋めてから、というのがあるのだが、大抵そんなにかけない。何故なら僕は昔から文章を書くのが苦手で、でも実は文章を書く機会なんてのは実際ほとんど無いのだが、小学校の頃は一年に一度巡ってくる読書感想文が大嫌いだった。只原稿用紙を埋めて提出するだけなら楽なのだが、うちの母親が異常に読書感想文にこだわりを持っていて非常に厳しく検閲されるものだから、八月も終わりくらいになると段々と気分が沈んでいき、このまま読書感想文にオーケーが出なかったら俺はその窓から飛び降りて死んでしまおう、などと思った。真剣に死について考えたのは、だから、小学六年が最後という事になる。
母親が何故そんなに読書感想文にこだわっていたのかは良く分からないのだが、きっと母親が結婚前に小学校の教師をしていた事と関係が有るのではなかろうか。幼児教育の本なども家には沢山あったのだが、僕と兄弟姉妹を見る限りではあまり実践は上手くなかったようだ。
読書感想文に話を戻すと、読書感想文が難しいのは単にあまり読書感想文を読んでいないからだったろう。もっと手本になるような読書感想文を多く示してくれれば上手くかけたんじゃないかな。大体が感想を書くといったって漠とし過ぎだし。中学、高校の友人で読書感想文の賞を何回かとった男が居るのだが、そいつは図書館や図書室に行って同じ本についての感想文を集め、それらを切り貼りして感想文を書いていた。
指定図書は大抵つまらなかったが、「ルドルフとイッパイアッテナ」だけは自分で続編も買って読んだなぁ。